中国の国土面積は世界3位であり、隣国には世界1位のロシアも存在する。それゆえ中国人からすると日本は非常に小さな島国に見えるのも仕方がないことだと言えるだろう。だが、中国メディアの今日頭条は20日、日本は決して小さい国ではなく、むしろ「大国と呼ぶべきである」と論じる記事を掲載した。

 記事は、中国で連日放送されている「抗日ドラマ」のせいか、中国人は日本について「小日本」という蔑称で呼ぶのに慣れていると主張。そして、この蔑称のせいで「日本は小さい国」、「取るに足らない小国」と誤認している人が多いと指摘する一方、確かに日本を地図で見て、中国の国土と比較すると「非常に小さく見えるのは確か」としながらも、それだけで日本を小国と受け取るのはあまりに短絡的すぎると論じた。

 続けて、日本は領土だけでなく、領海や排他的経済水域まで含めてみれば非常に大きいとしたほか、日本の人口は1億人を超えており、中国と比較すれば少なく見えるものの世界的に見れば決して少ない方ではないと強調。人口の多い国の順位では日本は世界11位の水準となることを指摘したほか、日本は人口密度も高く、経済も発展していて紛れもない経済大国であると論じた。

 さらに、中国人は過去の出来事を理由に、日本に否定的な感情を抱き、日本を過小評価する傾向にあるとしながらも、「中国人はどれだけ日本を嫌おうと、客観的な視点を持たないと日本の実力を見誤ってしまう」ことを強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本を小国と認識していては「日本の実力を見誤ってしまうぞ」=中国メディア