後半にPKを決められ、コロンビアに0-1で敗戦 チーム最高点は堂安に
日本代表は22日、日産スタジアムでコロンビア代表との国際親善試合に臨み、0-1で敗れた。前半を0-0で折り返すと、後半19分にFWラダメル・ファルカオにPKを決められて失点。最後まで1点を返すことができず、敗戦となった。
かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏が、コロンビア戦の先発11人を10点満点で採点。MF堂安律にはチーム最高点を与えつつ、「そろそろ得点が欲しい」と注文もつけている。
コロンビア戦の日本代表スタメン11人の採点(10点満点)
【GK】
東口順昭(ガンバ大阪) 6点
アジアカップ参戦を阻んだ負傷から復帰し、ゴールマウスに戻ってきた。ただ、ファルカオのPKに対してできることは少なかったが、権田修一(ポルティモネンセ)よりも自信に満ちたプレーを見せている。
【DF】
室屋 成(FC東京) 7点
前半は堂安とのコンビネーションによって攻撃性能を発揮し、素晴らしい出来。アタッキングサードで大きな脅威となった。
冨安健洋(シント=トロイデン) 6点
決勝点につながるPK献上は不運だったと言える。前半は昌子の隣で力強いプレーを示した。
昌子 源(トゥールーズ) 6点
ロシアW杯以来の代表戦となったが、元鹿島のDFは及第点のパフォーマンスを見せた。森保一監督の選択肢には今後も入るだろう。
佐々木翔(サンフレッチェ広島) 6点
静かな夜を過ごし、攻め上がる回数は少なかった。彼が自重したことにより、中島は攻撃における自由を享受した。
「創造的かつダイナミック」な中島に7点 「W杯予選では彼のフル回転が必要」
【MF】
柴崎 岳(ヘタフェ) 6点
キャプテンマークを腕に巻き、堅実なプレーで責任感を示した。日本の出来が良かった前半は存在感を見せたが、試合が進むにつれて影響力は減っていった。
山口 蛍(ヴィッセル神戸) 6点
アジアカップで問題を露呈したボランチのポジションで、地味ながらも復帰を果たした。次のチャンスを与えられるに値するプレーを見せた。
堂安律(フローニンゲン) 8点
森保監督の下では恒例となっているように、右サイドで重大な脅威となった。室屋とのコンビネーションとドリブルでのカットインは機能したが、そろそろ得点が欲しいところだ。
南野拓実(ザルツブルク) 6点
前半に好パフォーマンスを見せた1人。プレッシングによってコロンビアのポゼッションを滞らせたが、後半はあまり効果的ではなかった。
中島翔哉(アル・ドゥハイル) 7点
創造的かつダイナミック。試合開始から終了までに見せたパフォーマンスによって、日本がアジアカップで欠いていたものを明らかにした。W杯予選では彼のフル回転が必要になるだろう。
【FW】
鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌) 6点
代表デビューという舞台に臆することなく、持っている力を発揮して周囲の攻撃陣と上手く調和していた。公式戦で大迫勇也(ブレーメン)からポジションを奪うのは現実的ではないが、途中出場のオプションとしては申し分ない。(マイケル・チャーチ/Michael Church)
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