3月24日(日)に後篇が放送されるテレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「二つの祖国」。

【写真を見る】眼光鋭い小栗旬の姿も印象的だ

3月23日の前篇放送後に解禁された後篇の予告映像では、賢治(小栗旬)と梛子(多部未華子)のキスシーンが放送されたが、今回、これまで未公開だった賢治と梛子が手を握り合い、急接近している写真が新たに公開された。

本作は、山崎豊子の大ベストセラー「二つの祖国」を民放で初めて映像化。第二次世界大戦前・中・後の日本とアメリカを舞台に、激動の時代を生き抜いた日系アメリカ人二世たちの怒涛(どとう)の人生を描く。

■ 賢治と梛子が急接近!?

「日本とアメリカ、二つの国の狭間で家族の絆を引き裂かれ、涙の別れを経ながらも、未来を信じ、激動の時代をたくましく生き抜いた3世代64年の愛の物語」とうたっている本作は、戦争や家族という大きなテーマを扱う一方で、恋愛ドラマとしても楽しむことができる。

そしてこのたび新カットが公開。梛子は賢治の親友・チャーリー(ムロツヨシ)の元妻だが、賢治はこの時点ではエミー(仲里依紗)と婚姻関係にあった。

つまり、賢治と梛子は禁断の恋に陥ったことになる。さらにチャーリーは、梛子との復縁を切望し、後篇では賢治、チャーリー、梛子が三角関係に発展していく。

3月19日に行われた本作の記者会見で多部は、20代最後のキスシーンはムロが相手だったと明かしていたため、小栗とのキスシーンはその前に行われたとみられる。

戦後の日本、原爆の被害、東京裁判と歴史が揺れ動く中で、運命に飲み込まれていく賢治たち。3人の愛と友情の三角関係がどのような結末を迎えるのか、期待が高まる。

3月24日放送・後篇あらすじ

太平洋戦争終結後、日本占領軍に配属された賢治は、原爆調査団の一員として広島へ。そこで原爆から生き延びた梛子と再会を果たす。しかし、梛子の母・せき(山下容莉枝)は被爆して5日後に亡くなったという。

また、広島で賢治はかつて息子の命を救った医師・ピーターソン(ダニエル・カール)とも再会。ピーターソンは被害者の今後の健康被害を心配していた。

さらに、GHQの副官にまで上り詰めたチャーリーは、広島へ梛子に会いにやってきて、梛子に東京のホテルの仕事を紹介。そして、チャーリーは長年会っていなかった広島・呉に住む母・千代(根岸季衣)と妹・万里子(橋本マナミ)を訪ねる。

その後賢治は、日本の戦争責任を裁く極東国際軍事法廷で通訳の言葉をチェックするモニターを務めることに。

大川周明(笑福亭鶴瓶)、広田弘毅(リリー・フランキー)、東條英機(ビートたけし)など、かつての日本の指導者たちは法廷で無罪を主張する。

そんな中、フィリピンでアメリカの捕虜となっていた忠(高良健吾)が日本に戻り、賢治と再会する。(ザテレビジョン

手を握り合い、急接近する賢治(小栗旬)と梛子(多部未華子)