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GReeeeNと言えば『愛唄』や『キセキ』など胸にしみる楽曲で愛される4人組音楽グループだが、歯科医と音楽活動を両立しているため公に姿を現さないアーティストとして知られる。グループ名の由来についてはメンバーのHIDEが2009年3月8日にブログで「新人とか、未熟者とか言う意味で使われる“GReeN Boy”という造語から、まだまだ未完成であり続ける、未知の可能性という意味でGReeeeNと名付けました。eの数は人数分となっております」との趣旨で説明していた。

ただ、もしかすると他にも理由がありそうだ。 世界的なロックバンド「クイーン」とボーカルのフレディ・マーキュリーを描いた大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』のなかにそのヒントがあった。

フレディ・マーキュリーはまだミュージシャンになる前、ライブハウスブライアン・メイロジャー・テイラーが所属するバンド「スマイル」のステージに注目する。

当時、ドラム担当のロジャー・テイラーは歯学部の学生だった。彼が叩くドラムセットのバスドラには白い歯が並ぶロゴイラストが描かれており、それが「GReeeeN」のロゴを思わせるようなデザインなのである。

やがて「スマイル」はリードボーカルでベース担当のティム・スタッフェルが脱退したことで分解する。残されたブライアン達にバンド継続を呼びかけたフレディ・マーキュリーがリードボーカルを務め、ベーシストジョン・ディーコンを迎えて「クイーン」が始動した。

「歯学部」と「白い歯が並ぶロゴ」そして「クイーン」と「グリーン」の響きなどから、GReeeeNQUEENをリスペクトしてグループ名を付けた可能性が考えられる。

これまで、この説についてはあまり語られていないものの、映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観て気づいた人が少なからずいるようだ。なかには「GReeeeNも歯科大出身だからQUEENと共通点あるし響きも似てる―というのはちょっと無理があるのでは」という趣旨のツイートも見受けられるが、「スマイル」時代まで遡れば両者の関係性を思わずにはいられない。

そんなGReeeeNは、音楽だけでなくいろいろな企画でも楽しませてくれる。九州最大級のレジャーリゾートグリーンランド熊本県荒尾市)による春のタイアップキャンペーン『GReeeeNLAND』が3月16日よりスタートした。九州エリア限定でオンエアされているテレビCMでは「いつかやると思ってたでしょ?」「ついにキターーーー!」とキャンペーンを紹介、BGMにはオリジナルテーマソング『ミドリイロ』が流れている。

このキャンペーン『GReeeeNLAND』は5月26日まで開催され、期間中には幾つもの特設フォトスポットやヒストリールーム『ミドリの部屋』が登場して、アトラクション乗車中にはメンバーからのスペシャルメッセージも聞かれる。

平成最後の4月30日の夜には『春の花火大会 グリーンナイトフェスティバル』の開催が決定しており、『ミドリイロ』ほかGReeeeNの楽曲メドレーに合わせて豪華な花火が打ち上がるという。QUEENとの関係に思いを馳せながら『GReeeeNLAND』を楽しむとまた格別なものがあるかもしれない。

画像は『greenlandresort 2019年3月14日公開 YouTube「19春「GReeeeNLAND」篇」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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