「いつも嘘をつき、裏切る」 ベネズエラに1-3敗戦の代表チームに“マラドーナ節”炸裂

 アルゼンチン代表は、ロシアワールドカップ(W杯)以来となる代表復帰を果たしたFWリオネル・メッシが先発し、現地時間22日にベネズエラとのテストマッチに挑んだが、1-3で敗戦を喫した。「試合を観たか?」と聞かれたアルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏は、“マラドーナ節”を炸裂させて母国に厳しい言葉を投げかけた。スペイン紙「マルカ」が伝えている。

 アルゼンチン代表はワンダメトロポリターノで行われたベネズエラ戦、前半に2失点を喫し、後半14分にFWラウタロ・マルティネスが1点を返したものの、終盤に突き放されて1-3で敗戦。6月に開幕するコパ・アメリカメッシにとって悲願となる代表タイトル獲得に向けた戦いとなるが、心機一転の一戦でも道のりの険しさを味わうことになった。「ホラー映画は見ない」と述べたマラドーナ氏はこの試合を観ていないとし、自身がよく知る代表OBたちを引き合いに出して、次のように語っている。

「不適当な人たちがナショナルチームを統括している。彼らはベネズエラが相手なら勝てるとでも思ったのだろうか? ベネズエラはいいチームなのに。アルゼンチンはいつも人に嘘をつき、裏切る。今後も負けることに同情するよ。もしDFオスカル・ルジェリ、MFセルヒオ・バティスタ、MFリカルド・ジュスティ、GKネリー・プンピード、FWクラウディオ・カニーヒアらが選手や監督にいれば違っただろう」

 さらに「このチームはユニフォームを着るに値しない。彼らはまったく分かっていない。アルゼンチンのこのような嘘を信用している人々は残念だし、それとやっていかなきゃいけない選手らにも同情するよ」とも話した。アルゼンチン代表は27日にモロッコ代表と対戦する。レジェンドの苦言を受け、アルゼンチン代表は結果を出すことができるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

メッシ復帰の母国代表にマラドーナ氏が辛口批評【写真:Getty Images】