2017年10月27日Nintendo Switchソフトとして発売されたスーパーマリオ オデッセイ。同作のタイムアタックに挑戦するプレイヤーたちの悲願であったクリアタイム「1時間切り」がついに達成された。

(画像はFIRST EVER Super Mario Odyssey Speedrun in UNDER 1 HOUR! (1P World Record on March 23rd / 2019) の1:00:08より)

 達成者はこれまでにも幾度となくタイムアタックの世界記録を更新してきたNicroVeda氏で、今回達成した記録は「59分59秒」だ。直近の記録では「1時間11秒」、「1時間9秒」、「1時間2秒」と秒刻みでクリアタイムを詰めてきており、最初に1時間切りを達成するのは彼ではないかとコミュニティ内でも話題になっていた中での記録達成だった。

 ここ最近の『スーパーマリオ オデッセイ』のタイムアタック界隈では、毎日のように誰かが1時間切りに挑戦している状況だった。「1時間ちょうど」の記録を達成しているLilKirbs氏、「1時間2秒」の記録を達成しているChaospringle氏なども記録更新に向けて日々走っていたが、タッチの差でNicroVeda氏が先にゴールテープを切ることになった。

 『スーパーマリオ オデッセイ』のタイムアタックはここ1、2ヶ月で新しいルートや新しいテクニックなどが多く発見され、それらの短縮要素が合わさって今回の1時間切り達成となったわけだが、短い期間にタイムを詰める要素が立て続けに発見されたのにはわけがある。

 ことの発端は、ゲームキューブソフトスーパーマリオ サンシャインタイムアタックプレイヤーであるNindiddeh氏が数ヶ月前に発した意味深な”予言”だ。予言の内容は、2019年2月28日に『スーパーマリオ オデッセイ』の1時間切りが達成されるであろうという簡素なものである。

 予言の日がツイートした日から遠かったこともあり、このツイートは最初はほとんどの人が気に留めていなかった。だが、2019年に入って1時間切りも目前というところになり、このツイートは本当のことを言っているのではないかと、にわかに注目を集めるようになってきた。実際に1月から2月にかけて『スーパーマリオ オデッセイ』のタイムアタック界隈が盛り上がったのは、彼の予言を真実にしようという動きがあったからに他ならない。

 残念ながら予言の日に間に合うことはなかったが、この発言によって研究が進んだことで1時間切りも現実味を帯び、それが今回の記録達成に繋がったわけだ。

 NicroVeda氏が『スーパーマリオ オデッセイ』で1時間切りを達成したことを報告したツイートには、非常に多くの祝福と賛辞が寄せられており、1時間切りを達成したときの配信は「Twitch」ですでにアーカイブ化が、「YouTube」にもすでにアップロードされている。

 1時間を切ったプレイヤーが出たからと言ってタイムアタックの熱が冷めるということでもなく、すでに59分59秒の壁を切ろうと多くのプレイヤーが動き始めている状況だ。日本人プレイヤーごりゅや氏も、小数点以下のタイムでNicroVeda氏に一歩及ばないながらも昨日1時間切りを達成しており、まだまだプレイヤーたちの記録を縮める挑戦は続くだろう。

『マリオ オデッセイ』タイムアタックの前に立ちはだかる「1時間切り」という壁。14ヶ月もの挑戦における短縮タイムは“5分と少し”

 なお、『スーパーマリオ オデッセイ』のタイムアタックで1時間を切ることがいかに困難であったかについては、「『マリオ オデッセイ』タイムアタックの前に立ちはだかる「1時間切り」という壁。14ヶ月もの挑戦における短縮タイムは“5分と少し”」にて詳しくまとめている。興味がある方はそちらもご覧いただきたい。

ライターもか

小学校の頃にゲーム雑誌でタイムアタック特集を見てこんな遊び方もあるんだと感動し、RTAという言葉が生まれる以前からゲームの早解きを行い続けて現在に至る。
Twitter@moka_peer