東海道新幹線の全列車最高285km/h化を活かしたダイヤ改正も計画。

2019年3月22日(金)、JR東海が2019年度の設備投資計画を発表。東海道新幹線では、N700S確認試験車による360km/hでの速度向上試験を行います。

N700Sは、新幹線N700系の置き換えとして2020年度から投入される計画です。量産に先行し、確認試験車が2018年3月から走行試験を実施しています。

2019年度は、この確認試験車による長期耐久試験や360km/hでの速度向上試験などを行い、技術開発を推進します。

このほか、N700A(3次車)の投入を完了し(2019年度は5編成投入)、N700Aタイプに車種を統一。東海道新幹線での最高速度が270km/hの700系が引退し、全列車が最高285km/hに統一されることから、これを活かしたダイヤ改正を2020年春に行います。

新大阪駅の20~26番線では、ホームで可動柵の設置工事を進め、順次使用を開始。線路への脱線防止ガードは前線への敷設が進められます。

【グラフ】東海道新幹線700系、2019年度末にはゼロに

次世代新幹線車両「N700S」。写真の編成は確認試験車(2018年10月、恵 知仁撮影)。