2019年3月25日、中国メディアの観察者網は、「ドラゴンボール」「ワンピース」という日本を代表するアニメ作品から垣間見える日本の正義感が、同盟を結ぶ米国の正義感とは性質が異なるものであるとする評論記事を掲載した。
記事は、「日本のアニメでは非常に強い敵キャラに遭遇した際、主人公たちは当然暴力により相手の暴力を制圧しようとするが、その背景には友情が垣間見られる」と指摘。「『ドラゴンボール』の最終決戦では全世界の『気』を主人公に集めた『元気玉』で相手を打ち負かした。『ワンピース』では、敵に戦いを挑む理由が決して悪事を働いているからではなく、その悪事により友人が損害を被っていることが大きな動機になる」と指摘した。
一方で、米国のアニメについては「他人が考える正義のいかんを問わず、自分こそが正義であり、その正義に反する敵に正義の鉄拳を振りかざす」と指摘。「友情や愛を理解できない相手に攻撃を加える日本のアニメとは、正義の解釈が異なる。それはアニメの世界だけでなく、同盟国同士であるはずの日米両国間の姿勢や動きの違いと緊密に関係している」と論じた。
その上で、「現実では、日本は日米同盟によっていささか窮屈な思いをしている。日本ももっと世界の中で主体的な役割をもっと発揮したいと考えているが、それができない。そして、平和な戦後体制下で、自分の生活だけを考えていれば良かった日本人は『世界をもっと良くする、世界を救う』ということについて現実的な理解ができておらず、精神的な動機に頼らざるを得なくなっている。それが日本の国民的アニメ作品に現れている」と分析した。
また、「日本政府が海外での平和維持活動や地域の安全保障上の役割を国民に訴える際も、漫画やアニメで見られる『友情の正義』を用いて説明し、納得させることになる」とも指摘している。(翻訳・編集/川尻

25日、観察者網は、「ドラゴンボール」「ワンピース」という日本を代表するアニメ作品から垣間見える日本の正義感が、同盟を結ぶ米国の正義感とは性質が異なるものであるとする評論記事を掲載した。資料写真。