3月25日、東京・豊洲PITで「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 ファイナリストLIVE」が開催。1月11日に行われた「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で優勝した野島樺乃(SKE48)らファイナリスト8人と、予選2位ながらスケジュール都合で決勝に参加できなかった小田えりな(AKB48)が、自慢の歌声で観客を魅了した。

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ライブは「NIPPON」(横山結衣)や「Story」(野島)など各メンバーがこの日のために新たに練習してきた楽曲や、「僕らのユリイカ」、「12秒」など各グループの楽曲など30曲を披露。山崎亜美瑠は「さよならエレジー」でアコースティックギター弾き語りをして見せた。

ライブの模様は4月27日(土)夜8時からCS TBSチャンネル1にて放送。さらに、1月16日に行われた矢作萌夏のソロコンサートも、同局で5月26日(日)に放送されることが発表された。

また、終演後には出演メンバー全員の囲み取材も行われた。

――一言ずつライブの感想をお願いします。

野島樺乃:私にとって今回の練習期間は、すごく成長できた期間だったなと思います。無名だった“野島樺乃”という名前がこの企画を通して48グループファンの方々に少しでも知ってもらえたんじゃないかなと思いますし、本当にすてきなチャンスをいただきました。もっともっと歌が好きになったし、SKE48の選抜に入りたいなという夢がすごく強くなった、自信をいただけた期間でした。

矢作萌夏:この企画を通して得たものがあって。私はまだ新人なので中身を知ってもらえることが少なかったんですが、この企画で「矢作ちゃんって歌上手なんだね」「かわいいだけじゃないんだね」って(ファンが)握手会で言ってくださって、すごくうれしかったです。

岡田奈々:私はソロコンサートをやらせていただいたり、ソロで歌わせていただく機会は今まで何年もやってきた中であったので、この企画に挑戦していいのかすごく迷いました。なかなか日の目の当たらない、歌が大好きな子たちにスポットライトを当てるためのイベントなのだとしたら、自分が出るのは場違いかなって思ったんですけど、やっぱり歌が大好きという気持ちが勝ってしまって、挑戦させていただきました。本当に挑戦してよかったとすごく思っています。

歌に優劣を付けるのは自分的には好きではないんですけど、この企画を通して、大好きな後輩の矢野帆夏ちゃんが、こうしてたくさんの方の前で歌を披露する機会をもらえたりとか、いろんな子のチャンスにつながったと思うので、自分自身も歌が大好きだと再確認できましたし、本当によかったと思います。

山崎亜美瑠:この中でたった1人、研究生で出演させていただきました。(NMB48に)まだ加入して1年ちょっとの新人なんですけど、このイベントで無名の私を知っていただいた方の「この子、歌できるんだ」っていう声がすごく多くてうれしかったです。これから歌唱力をもっともっと伸ばして、もっと活躍できるようになりたいと思いました。

山内鈴蘭:今年でAKB48グループに入って10周年目になるんですけど、(特技の)ゴルフだけじゃなくて他に何かないかとすごく悩んでいたときに、ファンの方がこの企画を教えてくれて、「鈴蘭はもっとどん欲に行かないと!」って言ってくれました。

しっかり自分を見詰め直して再スタートできた企画でしたし、歌はもちろん好きなんですけど、その奥深さを知りました。気持ち良く歌うだけじゃなくて、メロディー、ピッチ、すごくいろんなことを勉強させていただきました

横山結衣:1人で歌う機会もあまりなく、生バンドで歌うのも今回の企画が初めてですごく緊張したし、歌は好きだけど得意じゃないので、私が本当に出ていいのかなとか、いろいろ思ったんですけど、最終的にはすごく楽しく終わることができたのでよかったです。

矢野帆夏:私は自分に自信がなかったり、人見知りで憧れている先輩に声を掛けられなかったり、歌が好きってことを大きな声で言えなかったりしたんですけど、このライブがその全てを解決してくれて、歌には強烈なすごさがあるなって感じました。私はこれがしたかったんだなって思えるようなライブでした。

坂本愛玲菜:私も他の皆さんが言っているように歌が好きで、挑戦したいなと思ってこの企画にチャレンジしました。順位を付けられるのは、慣れてはいないですけど、48グループのメンバーとして選抜総選挙などを今まで経験してきた中で、改めて自分が得意だと思っていた歌で順位を付けられたことで、今の自分の実力が分かりました。

こうやってファイナリストに残らせていただいて自信になりましたし、まだまだ未熟で緊張したんですけど、HKT48から1人だけ出演させていただいて、自分がHKT48を引っ張っていけるようになりたいなって強く思うことができたコンサートでした。

小田えりな:私は生バンドで人前で歌うことが夢だったので、今日歌うことができて、夢をかなえられて本当にうれしかったです。私は決勝には出ていなかったので、初めてここにいるメンバーの歌声を生で聞いたんですけど、本当に勉強になることも多かったです。皆さんカッコよくて、「テレビで見たやつだ」ってファン目線で感動しました。すごくすてきな1日になりました。

――今回せっかく9人でライブをやったので、シングルを出したいとか、ユニットとしてやりたいという願望はないんですか?

野島:最後に全員で歌わせていただいた「また あなたのことを考えてた」は、48グループの“ボーカル選抜”が歌っていた曲なので、今回のこの9人で新たなボーカル選抜として、カップリング曲でも1曲いただけたらすごくありがたいなと思います。

――横山さんと坂本さんと小田さんに質問なのですが、個人的に誰の歌が好きでしたか?

小田:私は横山結衣ちゃんです。ダンスのイメージがファンの方の間では強いかもしれないけど、歌もすごく上手だし、今日見ていて、何だろう…歌が歌じゃないみたい。“表現者”として素晴らしくて、感動しました。

坂本:私は山崎亜美瑠ちゃんです。決勝のとき、私の前の出番が亜美瑠ちゃんだったんですけど、歌声を聞いて癒されちゃったくらいで。曲に入り込むタイプで、いつもの姿とギャップを感じてすごくいいなって思いました。

横山:私は奈々さんと鈴蘭さん。聞いててズドンと刺さってくるような、そんなところが人一倍すごいお二人だと思うので、私はとても大好きです!

――イントロのピアノが印象的な「だらしない愛し方」も生バンドのアレンジでガラッと雰囲気が変わっていましたが、歌ってみた感想はいかがでしょうか?

山内:バンドの皆さんがジャズ風にカッコよくアレンジしてくれて、私たちも演奏を聞いたときにビビッ!と何かが走ったような感じがして、バンドってやっぱりカッコイイなって思いました。それに私たちが声をしっかり乗せられないと壊れてしまうと思ったので、すごい3人で練習したよね?

横山&山崎:やりました。

山内:本当に山ちゃん(山崎)がハモリを担当してくれて、あんまりやったことないんだよね?

山崎:やったことないです。

山内:なのに、今回全編を通してすごくハモリを頑張っていたから、今回は山ちゃんに懸かっていたと思います。結衣ちゃんの個性に負けないようにね(笑)。

――山崎さんと矢野さんは自分のグループの曲をソロに近い形で歌う場面もありましたが、そのときの気持ちはいかがでしたか?

山崎:「僕らのユリイカ」はライブとかでもよく歌っている曲なんですけど、1人で歌ったことがなかったですし、複数人で歌うときは1人で歌う歌い方とは違う歌い方なので、1人で歌ったときにどうやって世界観をどう表現しようとか苦労したんですけど、すごく楽しかったですし、すがすがしい気持ちになりました。

――お客さんの様子は感じられましたか?

山崎:すごく盛り上がってくださって、こっちまですごく乗ってきましたし、青い照明で会場が真っ青になってすごくきれいでした。

矢野:私はSTU48の曲の中でも「瀬戸内の声」が一番好きなんです。いつも公演で歌うときに「皆さんのふるさとを思い浮かべながら聞いてください」ってセンターの瀧野由美子ちゃんが言っているんですけど、私も生まれ育った瀬戸内の愛を思い浮かべながら歌ったら涙が出ちゃうくらい大事な曲です。今、STU48は船上劇場をこの春に控えているんですけど、今日のライブで「こんないい曲があるんだ」ってSTU48のことをちょっとでも知っていただいて、船に来てくれたらいいなっていう気持ちで歌いました。

――今回のライブに向けて何か特別にしたことはありますか?

矢作:私は始まる前、奈々さんと一緒に蜂蜜をスプーンにたっぷり乗せて食べて、喉に蜂蜜を補給しました。

岡田:ダイレクトに蜂蜜を喉に当てて。そうすると、すごく声の出が良くなるんですよ。

山崎:私は外から帰ってきたら手洗いうがいをしっかりして、手に消毒液を付けるんですけど、スマホまで消毒してました。

野島:私は決勝戦のときもやったんですけど、開演10分前に豚骨ラーメンを食べるっていうのをやりました。多分、油が蜂蜜と同じで、本当に喉が潤って。昔は家に豚骨ラーメンがなかったときに、オリーブオイルスプーンに入れて飲んだりもしてました。あとマヨネーズとか。油系を口にして喉を潤してっていうのをやってました。個人の意見です(笑)。

――既に次の大会があったら1位を取りたいって思っている人はいますか?

山内:1位になるって相当すごいことじゃないですか。こんなにたくさん女の子がいる中で、樺乃は1位を取ったわけだから、やっぱり憧れますよね。何をしていてもセンターというものには、アイドルは絶対に憧れるから、自分の力でつかみ取ってみたいなって思うので、もし次があったらもう1回挑戦してみたいなっていう気持ちです。

小田:私はシンプルに、何かで1番になりたいって思いがあるので、1番好きな歌で1位を取れたら本当に幸せだろうなって思います。

坂本:今回は8位という順位をいただいたんですけど、今まで自分なりに歌を頑張ってきて、自分の今の実力を知れて本当に悔しかったので、もし次回があるならぜひ1位を取りたいなって思います。そして、ソロ曲をいただきたいなって思いました。

横山:私の言っている目標が「AKB48グループの中で1番のパフォーマーになる」ことなので、ダンスはもちろん歌でも1番を取れたら、れっきとした1番のパフォーマーになれるんじゃないかなって思うので、私の夢の実現のために、1位を取れるようにこれからも頑張っていっぱい練習したいなって思いました。

山崎:NMB48山本彩さんが卒業して、これからが第2章って言われているんですけど、そこで1位を取って「NMB48にこんな子がいたんだ!」ってNMB48をもっともっとたくさんの人に知っていただきたいですし、私自身もソロ曲をもらってもっとたくさんの人に知っていただきたいので、1位を目指したいです。

――(スタッフから)最後に、野島さんに円陣のときに言っていた言葉を踏まえて一言いただけますか?

野島:見てくださる方に「48グループはこんなもんか」って思われたくなくて、いい意味で「48グループやばい!」「はんぱない!」って思ってもらえるようなライブにしたいなって。皆さんの想像の上をいつも行けるグループでありたいなって私は思ったので、これからももっともっとファンの方に楽しんでいただけるように、私たちも切磋琢磨して頑張りたいと思います。(ザテレビジョン

「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 ファイナリストLIVE」が豊洲PITで開催された