マンU就任3年目の今季途中に解任、来季へ準備 「特定のクラブが駄目というわけではなく…」

 マンチェスター・ユナイテッド前監督ジョゼ・モウリーニョ氏が、衛星放送局「ビーイン・スポーツ」の番組に出演した。そのなかで「次の仕事に向けた準備をしている」と語り、今夏にも監督として現場復帰を果たす可能性を示唆した。

 今シーズンのモウリーニョ氏は、ユナイテッドで3年目のシーズン開幕を迎えていた。だが、リバプールマンチェスター・シティなどライバルチームとの優勝争いから遅れを取り、昨年12月に監督を解任された。

 レアル・マドリードは今月11日に、サンティアゴ・ソラーリ前監督の解任とともにジネディーヌ・ジダン監督の復帰を発表したが、その直前まではモウリーニョ氏が最有力後任候補として報じられていた。結局モウリーニョ氏の監督復帰は今季中に実現しなさそうだが、来季から現場に復帰する可能性があり、それに向けた準備を進めているという。

「ビーイン・スポーツ」が制作する長編番組「スペシャル・ワン、スペシャル・メモリーズ」に出演したモウリーニョ氏は、パリ・サンジェルマンPSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペについて語り、その後はユベントスポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドバルセロナアルゼンチン代表FWリオネル・メッシPSGのブラジル代表FWネイマールについて持論を展開している。続けて監督の話題になった時、次の仕事について語り始めた。

「この2カ月半ほどは仕事をせずに過ごしていたが、今は次の仕事(ネクスト・ワン)に向けて準備している。私の頭の中では、新しいクラブでプレシーズンを迎えるために6月には戻ってきたいと考えている」

 来季に向けてしっかりと準備できる6月からの就任を望んでいることを明かした。同時に、ユナイテッド解任後もいくつかのオファーに断りを入れたことを明かしていて、「特定のクラブが駄目というわけではなく、その仕事の性質や規模」といったものを考慮して受諾を決めていると語っている。

 欧州トップクラブで実績を積んできた“スペシャル・ワン”ことモウリーニョ氏。カリスマ指揮官の新たな行き先はどこになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

現在フリーのモウリーニョ氏【写真:Getty Images】