3月25日に放送された『しゃべくり007SP!』(日本テレビ系)に俳優の斎藤工が出演し、俳優業で多忙な現在も、かつてのアルバイト先に籍を残していることを明かした。

 番組では、斎藤が業界では「NG一切なし」と噂されるほどオファーを断らない俳優として有名だと紹介。あまりに下積み時代が長かったため「オファーがあれば、スケジュールが合えばなんでもする」と語り、2014年に放送された連続ドラマ『昼顔』(フジテレビ系)で上戸彩の不倫相手役を演じブレイクするまでの14年間バイト生活を続けていたという。

 そして、当時のバイト先の一部である新聞販売店と引っ越し屋にはいまだに籍が残っていると語り「ロッカーも残っていて、おそらく今でもシフトに入れる」との仰天エピソードを語り周囲を驚かせた。

 斎藤といえば、『昼顔』の前から個性的な脇役としてドラマファンの間では有名で、脇役以外でもテレビゲーム原作の『クロヒョウ』(TBS系)では主演も務めた。そんな斎藤が5年前まで役者一本では食べていけなかった、という衝撃的な事実に、ネットでは「斎藤工クラスでも数年前まで食べられなかったのか」「役者一本でやっていくのは想像以上に大変なんだな」と同情を集めていた。

 しかし、斎藤のように世間に顔が知られた後もアルバイト先に籍を置いたまま芸能活動をする人物は意外と多いという。

 『ミュージックステーション』にも出演し、さいたまスーパーアリーナなど大ステージでも公演経験もあるミュージシャンの岡崎体育は2019年1月まで、地元スーパーのアルバイトを続けていた。お世話になったアルバイト先へ感謝の思いがあり、1月15日に正式退社するまでシフトに組み込まれていたことをTwitterで明かした。

 また、2007年に自伝本『ホームレス中学生』を出版し一躍時の人となった、お笑いコンビ・麒麟の田村裕は、最近では本の印税が底をつき、最近では芸人のかたわら、友人が経営するバーでバーテンとして働いているという。世に顔が知られていてもアルバイト生活を続ける芸能人は少なくないようだ。

 ……もしかしたら、あなたがよく利用するスーパーやコンビニでも現役芸能人がバイトしているかもしれない?

斎藤工