公開中の映画「君は月夜に光り輝く」の公開記念ティーチイン舞台あいさつが3月26日東京都内の劇場で行われ、出演者の永野芽郁北村匠海が登壇した。

【写真を見る】作品のワンシーンを実演する永野芽郁と北村匠海

同作品は、第23回電撃小説大賞(KADOKAWA)を受賞した佐野徹夜の同名小説を実写化したもので、ファンタジックな設定の中、死生観をテーマに人々が前を向いて生きる意味を問い掛ける青春純愛映画。

高校生の卓也(北村)はクラスの寄せ書きを届けるために行った病院で、入院中の同級生・まみず(永野)と出会う。まみずは細胞異常により皮膚が発光し、死に近づくにつれ発光が強くなるという不治の病“発光病”を患っていた。

卓也は病院から出ることができないまみずのかなえられない願いを代わりに実行し、その感想を伝える“代行体験”を行うことに…というストーリー。

■ 観客からの質問に答える2人

ティーチイン舞台あいさつということで、2人は観客から寄せられた質問に答えることに。

「仕事で大切にしていることは何ですか?」という質問では、北村が「新鮮さ。似たような役もありますが、毎回新しい気持ちで役と向き合うようにしています」と告白。

一方、永野は「あいさつ! あいさつとお礼ができたら1人の人としてクリアだと思うんです。その先に求めることは人それぞれあるけど、『おはようございます!』と『お疲れ様でした』が言えたらその日は成功って思えれば、そんなに自分に負担を掛けなくても済むから」と明かした。

また、「これだけは引き受けないという“代行体験”は?」という質問には、永野が「北村匠海のスケジュールは無理! 北村匠海にはなりたくない(笑)。人としては優しいし、素晴らしいけど、(北村の忙しさは)無理かも」と返答。

すると、北村も「あんまり僕の人生はお薦めしないです。でも、もちろん楽しんでますけど」と苦笑いしながら同調し、質問の答えとして「『代わりに受験して』って言われたら嫌ですね。あの緊張感は味わいたくない」と語った。

ほか、「同作のプロポーズのシーンを実演してほしい」という依頼に、2人は照れながらも実演し会場を盛り上げる一幕も。

最後に、2人は「この映画でもっともっと多くの人に泣いてほしいなと思います」(北村)、「10代、いろんな作品に出させていただいて、自分の環境が変わった時間が多かったのですが、そんな自分の集大成の作品がこの『君は月夜に光り輝く』だと思っています。ぜひ大切な人と映画館で泣いて笑って楽しい時間を共有してください!」(永野)と、それぞれアピールした。(ザテレビジョン

舞台あいさつに登壇した永野芽郁と北村匠海(写真右から)