昨年12月にアリーナツアー「BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH」を開催した超特急。東京と大阪で計3公演行われたうち、2万3000人が集結したさいたまスーパーアリーナの模様を収めたBlu-rayが、3月27日(水)にリリースされる。巨大スロープやLEDパネルを使った大掛かりなセットの他、リョウガによるピアノの生演奏など、趣向を凝らした演出で楽しませてくれた本公演。彼らがずっと目標に掲げてきたステージに立った感想に加え、今だから話せる爆笑裏話をお楽しみください。

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■ 8号車のみんなを見た瞬間、スイッチが入りました(ユースケ)

――開演直後、ステージに組まれた巨大スロープの上に姿を現したみなさんでしたが、会場を埋め尽くすペンライトを見たときっていうのはどんな気持ちでしたか?

ユーキ:めちゃくちゃきれいでしたね。その光景を見るまでは、本当に8号車(ファンの呼称)たちがいるかな?って、ちょっと不安だったんです。でも、みんながいるのを見た瞬間、それまで夢みたいな感じだったのが一気に現実になりました。

ユースケ:確かに、あの瞬間にスイッチが入ったよね。目標としていたさいたまスーパーアリーナのステージに立ったばかりなのに、目の前にいる8号車たちを見て、みんなをこれからさらに大きな会場に連れて行きたいって思いました。

カイ:やっぱり、あのツアーは2018年の集大成でもあったので。あのスロープをステージに向かって下りていくときは、何て言うか、特別な思いがありました。

タクヤ:ライブ自体もすごく楽しかったです。何か、当日のMCで僕が「今までで一番緊張した」って言ったらしいんですけど、全然覚えてないんです(笑)。それくらい、緊張を遥かに上回る楽しさがありました。

――リョウガくんはピアノの生演奏という大役もありましたが、いかがでしたか?

リョウガ:僕がピアノを弾いた「霖雨」はライブの中盤だったんですけど、終わるまではずっと頭の片隅にそのことがありました。何とか無事に終えて、そのあとの「a kind of love」では、この気持ちの晴れやかさたるや!って感じでした(笑)。

タカシ:このときのツアーは東京と大阪で計3公演だったので、その分1つ1つにかける想いというのが、みんな強かったと思うんです。なので、達成感もものすごくありましたし、今まで体感したことのない大きな会場で単独ライブができたことは、自分たちにとっても大きな自信につながる経験だったと思います。

レギンスのままステージに出ちゃうとか、誰にでもありますよね(笑)(ユーキ)

――超特急のライブって、パフォーマンスはもちろんですけど、MCも楽しみという8号車も多いと思います。MCで何を話すかっていうのは事前に決めているんですか?

リョウガ:いつも流れとトピックだけ決めておくって感じで、そんなに細かいところまでは決めてないですね。今回も「今までの振り返り」ってことだけ決めて、あとは自然と出てきた話をしてました。

――さいたまスーパーアリーナでは、過去のユーキくんのハプニング話も出てましたね。

リョウガ:そうですね。

ユーキ:(声色とキャラクターを替えて)タシカデテマシタネ。

リョウガ:お前だよ。

ユーキ:ナンカ、カッテニサレマシタケド。

リョウガ:誰なの(笑)。

ユーキ:ハズカシイハナシヲサレマシタケド……まあ、そんなこともありましたね。でも、レギンスのまま(ステージに)出ちゃうとか、誰にだってありますよね。

リョウガ:ねーよ!(笑)

タカシ:きっと史上初やろ(笑)。

――ちなみにこのときのアリーナツアーでは何かハプニングは起きましたか?

ユーキ:今回はなかったんじゃないかなぁ。

ユースケ:ハプニングとは違うんですけど、さいたまスーパーアリーナのときは設置されているカメラの数が多かったのと、カメラまでの距離もあったので、本当に映ってるのかな?って心配しました(笑)。今映しているのはこのカメラですってわかる赤いマークもよく見えなくて……。

カイ:不安だったよね。一応、カメラの位置が分かるように、横にペンライトを挿してもらってたんですけど、埼玉のときはそれがピンクだったんですよ。でも、ピンクって意外と周りに埋もれちゃうねってことで、大阪のときは発色的に目立つ緑を挿してもらいました。

ユースケ:おかげで大阪のときは全部のカメラ位置を把握できました。

リョウガ:大阪公演と言えば、僕、個人的なハプニングがありましたね。「Bloody Night」のときなんですけど、衣装のマントをカッコよくなびかせようと思ったら、首の周りを1周しちゃって。しかも、それがステージに僕しかいない、8号車の視線が僕だけに向けられているときで……。

カイ:それ、どうしたの?

リョウガ:いや、何もしない。わざとですって感じで、そのままセットの階段を下りました(笑)。

ユーキ:そしたら僕も、「Bloody Night」が終わった後、ステージからはけるために階段を下りるんですけど、そこでカイのマントを踏んじゃって。

カイ:「POLICEMEN」の前ね。

ユーキ:そうそう。あ! あ!ってね。

カイ:一瞬目が合った(笑)。

ユーキ:で、避けようと思って一段下に移動したら、そこでもまた1回踏んじゃって、ああ!ってなったことはありました(笑)。

カイ:でも、暗くなってたときの一瞬だから、みんなからは見えてないよね。僕ら2人だけが、あ!ってなったっていう。

■ 公演後はボイストレーナーさんと反省会をしてました(タカシ

――ダブルアンコールの「超特急です!!!!!!!!」まで全力投球以上のパフォーマンスを見せてくれましたが、そんなみなさんがバックステージに戻ってまず最初にすることは何ですか?

タクヤ:……メイク直し?

ユーキ:あははは!

ユースケ:確かに(笑)。

タクヤ:メイク直して、コメント収録して、関係者の方たちに挨拶して、シャワー浴びて、アイシング……。あ! 一番最初はアイシングだ。でも、メンバー個々で違うと思います。

カイ:アイシングの人もいれば、シャワー浴びる人もいるし。

タクヤ:携帯見る人もいれば、ご飯食べる人も。

カイ:あと、下着を着替える人もいれば……

タクヤ:で、ユースケは、ステージ下りてすぐのところにご飯がおいてあって、即食べる。

ユースケ:嘘だ〜!(笑)

ユーキ:めっちゃやってそうだけどね(笑)。

タカシ:ステージ袖から直接タクシーに乗り込んでそのまま帰るとか。

タクヤ大喜利みたいになってる(笑)。

リョウガ:お前が始めたんだろ(笑)。

――正しい情報を教えてください(笑)。アイシングをするのはタクヤくんと、他には?

カイ:僕もアイシングですね。

ユーキ:僕はトレーナーさんのケアを受けるかな。

ユースケ:僕はアイシング

ユーキ:僕は、あとだいたいシャワーを浴びます。

リョウガ:僕はアイシングとシャワーを並行してやってます。

――タカシくんは?

タカシ:僕は、さいたまスーパーアリーナのときはボイストレーナーさんと話してました。

カイ:ティータイムでしょ?(笑)

ユーキ:反省会

タカシ:うん。普通に反省会

カイ:ロイヤルミルクティーを飲みながらね。

――みんなでライブの感想を話したりすることは?

タクヤ:ないんですよ(笑)。

カイ:もちろん、楽屋に戻るまでの間で「おつかれ〜」とか「あそこああだったね」みたいな話はしますけど、楽屋に入ったらそれぞれのことが始まる(笑)。

ユーキ:その後の流れも決まってますからね。

タカシ:まだ終わりって感じじゃない。

ユーキ:そうそう。家に帰って、やっと「ふぅ〜」ってなる(笑)。

カイ:帰りの車は全員ぐっすりだしね(笑)。

――まだまだ記憶に新しいアリーナツアーですが、今作リリース後の4月20日から、今度は超特急史上最大規模の全国ツアー「BULLET TRAIN SPRING/SUMMER TOUR 2019『EUPHORIABreakthrough, The Six Brave Stars〜』」がスタートします。どんなツアーになりそうですか?

ユーキ:今回は春から夏にかけてのツアーというのと、途中で元号が変わるんですよね。新しいスタートの時期ということで、本当に明るく、どんどんどんどん、先へ先へ進んで行けるようなライブにしたいなぁと思っています。まだ具体的な構成まではそこまで詰め切れていないんですけど(取材は2月上旬)、メインダンサー&バックボーカルという超特急らしいパフォーマンスに特化した部分もありつつ、全体を通してハッピーなライブになる予定です!(ザテレビジョン・取材・文=片貝久美子)

6号車・ユースケがシャッターを押した1枚