俳優のドニー・イェンが主演する“イップ・マン”シリーズ最新作、『イップ・マン4 完結篇(原題)』の中国公開が決定し、日本でも年内に公開されることが発表された。あわせて、海外版予告編とティザービジュアルが解禁となった。

【写真】『イップ・マン4 完結篇(原題)』海外版ティザーポスター<2種>

 本作は、香港のアクション俳優ドニー・イェンが詠春拳の達人イップ・マンを演じる“イップ・マン”シリーズの最新作。戦時下の日本軍との闘いを描いた『イップ・マン 序章』、英国統治下のイギリス人との闘いを描いた『イップ・マン 葉問』、詠春拳同士の戦いを描いた『イップ・マン 継承』に続き、シリーズ4作目となる本作は、原題タイトルの「完結篇」の文字が表すとおり、“イップ・マン”シリーズの完結作となる。

 1964年、最愛の妻との死別後、愛弟子ブルース・リーの招待を受け息子とともにサンフランシスコに渡ったイップ・マン。しかし、ブルースが開いた詠春拳の道場が、現地チャイナタウン米海軍との抗争に巻き込まれる。

 公開された海外版予告映像では、最愛の妻と死別したイップ・マンが、息子とともにサンフランシスコに渡り、チャイナタウンで繰り広げられる米海軍との闘いに立ち向かう姿が描かれている。厳しい顔で修行に励む姿や、香港映画らしい緻密なアクションシーンも捉えられており、イップ・マンが最後にどのような戦いを繰り広げるのか、ファンの期待が高まる映像となっている。

 併せて公開となった海外版ティザービジュアルは2種類。1つは固くこぶしを握り締め、背筋を伸ばして立つイップ・マンの後姿を捉えたもの。もう1つは大きく描かれた“4”の文字の中に、険しい表情で武術の構えをとるイップ・マンを写したもの。どちらも遠いアメリカの地で孤独な戦いに挑むイップ・マンの強い意志を感じさせるビジュアルとなっている。

 映画『イップ・マン4 完結篇(原題)』は、2019年に“イップ・マン”の聖地、新宿武蔵野館をメイン館として全国順次公開。

『イップ・マン4 完結篇(原題)』場面写真(C)Mandarin Motion Pictures Limited, All rights reserved.