「大好きな彼氏の力になりたい!彼の喜ぶ顔が見たい!」
その心がけは大変殊勝なことだと思うのですが、やりすぎは禁物です。

「尽くしすぎは確実に重い」というのはおそらく8割以上の日本全国の「彼氏」たちが思っていることだと思います。
恋人のことが大好きすぎてついつい相手に尽くしすぎてしまう。
そんな尽くしがち女性は、「何もしない」くらいの気持ちで恋愛に臨んでしまった方が結果的にはうまくいくことが多いようです。


尽くされすぎると、なぜ彼氏は「重い」と感じるのか?

恋人に尽くされすぎると「重い」と感じるのは、ズバリ「見返りを求められていると感じるから」だと言えます。

そして、なぜ「見返りを求められていると感じる」のかと言えば、「頼んでもないことを積極的にされるから」です。
コミュニケーションにおいて大事なのは、「自分がどう思っているか」ではなく「相手にどう伝わっているか?」です。
あなたが「心からの善意」のつもりで行動しても、相手が「そう」感じたらそれは心からの善意にはならないのです。


「あげる」側と「もらう側」を固定しないことが重要

人間関係において、何かとやって“あげる”側が固定されてしまうと、同時に相手はやって“もらう”側に固定されてしまいます。
この関係が一度固定されてしまうと、“あげる”側はずっと何かをし続けなくてはいけなくなり、“もらう”側は何もしなくても良い錯覚に陥りやすくなります。
そうなればどれだけあなたががんばっても「与え合う」関係になることはできません。
大事なのは、与え・与えられるという循環が巡っている関係を目指すことです。
そのためにも「見返りを求めないこと」が必要になるのです。


「愛されるためにがんばる」じゃなくて「何もしない」をしよう

例えば、あなたが彼と通話したいなぁ、と思って電話をかけたけど彼が出なかったとして。
彼はその着信に気付きながらも(既読マークがつきながらも)返事をくれなかったとしましょう。
そうなった時、あなたはついつい「なんでもないから気にしないで!」なんてフォローのLINEを送ってしまってはいないでしょうか?
男性からするとその「いちいち気を遣われている感じ」がすでに重たいのです。

彼からの返事がないのなら、後日またこちらから連絡すれば良いのです。
それで「ウザがられたりしないかなぁ」と思う必要はありません。連絡頻度が「うざい」と思うなら、それを伝えない彼の方に問題があります。
尽くしがち女子は、「指摘されたら謝る。要求されたら応える。それまでは何もしない」くらいの方がバランスがよくなります。


男性は「頼られる」ことが好き

「何もしないって、そういうわけにはなかなか行かないっす」と思う人もいるかもしれませんね。
そういう人には「彼に積極的にやってもらう」ことを意識して見てください。
男性は表面上は、「何でもかんでもやってくれる女性」が好きだと言いますが、実は「なにかと自分を頼ってくれる女性」の方が好きなのです。
なぜって、そのほうが自分の存在意義が感じやすいからです。


彼にとって「彼女の喜びが自分の喜び」です

僕も妻にちょいちょい「髪の毛乾かして〜」とか「足揉んで〜」とリクエストされますが、めんどくさいと思いつつ、なんだかんだやってしまうのです。
それは「やったら喜んでくれる」ことがわかっているからです。彼に何かをやってもらう時には、お礼と喜びをセットにして伝えてあげてください。
彼は彼女の喜びが嬉しくていろんなことをやってあげたくなってしまう生き物なのですから。
あなたはそのリアクションをして“あげる”だけでいいんですよ。(川口 美樹/ライター)


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