TOKYO MX地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。3月14日(木)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、「BuzzFeed Japan」編集長の古田大輔さんが、フェイクニュースについて考えを述べました。

先日、NPO団体が「フェイクニュース現象の本質は何か」と題したシンポジウムを開催。コミュニケーションについて研究する名古屋大学院講師の笹原和俊氏が登壇し、「フェイクニュースはときに人の命を奪うこともあり、看過できないもの。問題はSNSが情報拡散のための装置として機能してしまうことにある」と警鐘を鳴らしました。

◆「フェイク」はニュースだけではない

古田さんは「フェイクニュースは広がり続けているにもかかわらず、そのことに気付いていない人が多い」と指摘します。というのも、あるアンケートで「フェイクニュースを見たことがあるか」を聞いたところ「見たことがない」と回答している人が多かったそう。

「間違いなくフェイクニュースを目にしているはずなのに、自覚がない」とし、ニュースだけではなく、Twitterでのツイートインターネット上のコメント欄などにも「山ほど“嘘”が溢れている」と注意喚起します。


“情報過多”とも言われる現代社会において、さまざまな情報とどう向き合い、いかに判断するべきなのか。古田さんは「情報の出所を確認すること」「わかりやすい情報は、まず疑ってかかること」と言います。

例えば、運営元の記載がないようなメディアが発信している情報の危険性を認識すること。また、twitterなどで流れてきた情報を鵜吞みにして拡散するのではなく「(客観的に)一歩引いてみることもとても重要」と呼びかけました。


メインMCの堀潤は、とてもいい話、すごく不安を煽るような話、“許せない!”と怒りを焚き付けるような話など、「心を揺さぶられるものは思わずリツイートしそうになるが、“そこに何の意図があるのか”と特に警戒している」と話します。


◆嘘で「憎しみ」を生み出す連鎖

増殖し続けるフェイクニュースの構造を、古田さんはフェイクヘイトスパイラルと表現します。

フェイクで人の憎悪心を掻き立てると、人は真意を確認することなく怒りに任せてシェアしてしまうと言います。そして、ヘイト(憎悪や反感)を巻き起こすことによって、(情報の新たな受け取り手が)よりヘイトを受け入れやすい心を作り上げるとか。

フェイクによってお金を儲け、利益を得ている人もいる。その一方で、拡散している人たちのなかには、その情報は本当だと信じ込んでいて、全く悪気がない人もたくさんいる」と強調。

“正義”の心でシェアしているつもりが、結果として対立を深めてしまうケースもあるとし、「フェイクニュースは広がり続けていて、日々、目にしているという認識を持ってもらいたい」と訴えました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイトhttp://s.mxtv.jp/morning_cross/

“フェイクニュース拡散者”にならないために…メディア編集長が提言