突然ですが、「つくばみらい市」を知っていますか?茨城県つくば市の南に位置し、都心から電車で40分ほど。NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」の収録も行われたロケ施設があり、出演中の俳優、古舘寛治さんがゲストのマラソン大会が行われたばかり。さらに意外なグルメスポットも点在するなど、週末散歩にぴったりの「つくばみらい市」を紹介します。

人口増加!つくばみらい市へのアクセス
つくば市」は知っていても「つくばみらい市」は知らない・・・という人も多いかもしれません。茨城県南西部に位置し、合併前は市内全域が筑波郡だったこと、そしてつくばエクスプレスみらい平駅」が設置されたことなどから、「つくばみらい市」と名付けられ2006年に誕生しました。ちなみに一度聞くと印象に残るこの地名、「日本一ひらがな文字数の多い市」なのだとか。



つくばエクスプレス秋葉原駅から最寄りのみらい平駅へは区間快速で約40分。都心からのアクセスが良好で暮らしやすい住環境から、つくばみらい市茨城県内で人口増加率No.1(平成27年国勢調査平成22年~27年の世帯数増減率」)なのです。

いだてん」効果!?参加者右肩上がりの「みらいマラソン


そして、この日つくばみらい市で行われたのが一大イベント「第3回みらいマラソン」。スターターを務めたのが、現在放送中のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック囃~」に出演されている俳優・古舘寛治さんです。



つくばみらい市・小田川浩市長は「いだてん放送中となる今回は、仮装部門も設置され去年より600人参加者が増えました。つくばみらい市を撮影の街、大河のふるさととしてPRしマラソン大会を続けていきたい」と語り、市長自らもマラソンに参加、大会を盛り上げました。その時の模様はこちら。



いだてん」ロケ拠点施設!大河ドラマの聖地「ワープステーション江戸」


そう、何を隠そうここ「つくばみらい市」には、時代劇オープンセットが建ち並ぶ、国内屈指のロケ施設「ワープステーション江戸」があることで有名。「いだてん」も現在撮影されており、その縁から古舘さんが応援に駆けつけてくれたのだそうです。



NHK「真田丸」「花燃ゆ」なども撮影されており、まさに大河ドラマの聖地とも言える同施設。他にも、人気ドラマ「仁」や映画「銀魂」「るろうに剣心」など数々の人気作品を生み出してきました。一般公開されているので、つくばみらい市に来たら訪れたいスポットのひとつ!早速筆者も行ってきました。





一歩足を踏み入れると・・・まさに江戸時代にタイムスリップしたかのよう!城郭や商家通り。破れた障子や浸食された木の壁など細部にわたり再現されています。



こちらは、明治時代・東京下町の街並み。この頃は電気も通っていたそうで木製の電柱があり、家屋も障子からガラス戸に変化。現代に通じる景観が何ともノスタルジックな雰囲気。



そして、奥に進むと現れるのが、今年1月から公開が始まったばかりの大正・昭和初期を再現した近現代エリア。近所のお母さん達が行き買いそうな、懐かしさ溢れる「買物横丁」など、古き良き日本の姿が現代に蘇ります。



関東大震災後、中小商店が再建に工夫を凝らす中で生まれた「看板建築」が並ぶ通りも。木造家屋でありながら、看板を兼ねてビル風の外壁を備えた独自の景観は何とも昭和レトロ。



圧巻なのは、銀座を彷彿とさせる石材やレンガなどで建てられた9棟のビル群。



こちらの路面電車は、実際に動く自走式!ビル群を一周でき、街中を走るシーンは「いだてん」にも登場したそう。



あくまで現役の撮影セットなので案内板などはありませんが、ドラマを脳内再生させながら歩いていると「何だか見たことがある!」と記憶がフラッシュバックする瞬間も。また、歩き回っているうちに、時代を行き来しているかのような不思議な感覚に陥ります。まさにリアル博物館!時代劇、大河ドラマファンでなくても楽しめますよ。

※掲載した施設内の写真・動画は、特別に許可をもらい撮影しています。
 
ワープステーション江戸
公開時間:9時30分~16時00分(最終受付15時30分まで)
入場料金:大人500円、小人300円(駐車場、未就学児は無料)
定休日:毎週月曜日
住所茨城県つくばみらい市南太田1176
TEL:0297-47-6000
HP:http://www.warpstationedo.com/



コスパ最強】つくばみらいに来たら食ベてみて!絶品海鮮丼


お腹が空いた時に、ぜひ立ち寄りたいのが「日本料理 丸松」。コスパ最強の絶品海鮮丼が食べられる、隠れた名店なのです。



その海鮮丼がこちら!「ぜいたくまかない丼(上)」(980円)。
見てください!このボリュームでお値段たったの980円!1000円以下とは思えません。



ご飯は200g、300g、400gから選べ、いくらを増量した特上(1480円)、特上にウニを追加した極上(1980円)などもありましたが、今回はオーソドックスな「上」を実食。

おすすめの食べ方が書いた説明書きもありますので、ぜひ読んでから食べ進めてください。まずはわさびを溶いた黄身醤油をかけて。



これがもう絶品!一口食べただけで、新鮮な魚介が使われていることが分かりますマグロカンパチイサキなどのお刺身にプチプチとしたイクラの食感が混ざり合い、絶妙な味わい。お店の方によると、日替わりでその日におすすめの魚介を約9種類使用するそうです。



さらに別皿でお刺身も用意されており、ご飯にのせて特製出汁をかければ、お茶漬けも味わうことができます。豊かな香りと共に魚介の旨みが滋味深く、体に染み渡ります。文字通り1杯で2度楽しめるぜいたくな丼でした。
 
日本料理 丸松
営業時間:昼11時00分~14時30分 夜17時00分~23時00分
定休日:毎週火曜日
住所茨城県つくばみらい市豊体1619
TEL:0297-58-0077
HP:http://marumatu.org/
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住宅街に突如現れる「超高級チョコレート専門店」


みらい平駅からほど近く、住宅街に佇む西洋風のこちらのお店が、高級チョコレート専門店「オペラ」。



奥の黄色のショーケースには、宝石のようなチョコレートがずらり。まるでアート作品が並べられているような美しさに見惚れてしまいます。



ひと粒約600円〜!というお値段ではありますが、その品質は指折りもの。全てスイスチューリッヒ郊外に本店を構える「フォーレンワイダー社」から直接空輸したもので、原材料も全てスイス及びEU公認の有機栽培素材、カカオはヴェネゼーラ産高級カカオを使用。着色料や保存料を一切使わずに手づくりした、超プレミアムなチョコレート。日本で手に入るのは、ここだけなんだそうです。



今回購入したのは、こちらの4種。上段左から時計回りで、「オセロ(マラカイボ産カカオのダークトリュフチョコレート)」「ホワイトトリュフ」「クレオパトラ(ダークトリュフチョコレート)」「ブルーマウンテン(コーヒートリュフナッツの香り)」。



筆者が一番好きだったのは、店名にもなっている「オセロ」。本当に美味!!一番シンプルなトリュフチョコのはずなのですが、まるで白ワインが入っているかのように香り高く、上品な甘みとほんの微かな酸味が絶妙なのです!例えるなら、チョコ界の女王。
他のチョコもそれぞれ香りや風味が違って、ため息が出るほど奥深い。ぜひ食べ比べてみて!
 
OPERAオペラ
営業時間:11時00分~18時00分 
定休日:毎週水曜日
住所茨城県つくばみらい市陽光台3-23-20
TEL:0297-50-1238
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