イギリスの教育専門誌が発表した世界大学ランキング日本版で、京都大学が初の単独1位となった。

大学の教育力を測るランキング

イギリスの教育専門誌Times Higher Education(タイムズ・ハイヤー・エデュケーション)が「世界大学ランキン日本版2019」を発表した。

THE Japan University Rankings 2019 out now: Kyoto University tops the latest #JapanRankings, which includes results from a student survey for the first time. See the full results #THEunirankingshttps://t.co/4RRLVmL56O pic.twitter.com/oefFDYIa9h
TimesHigherEducation (@timeshighered) 2019年3月27日

研究力を軸に据えた世界版ランキングと異なり、日本版ランキングは、日本の教育事情により即した形で大学の魅力や特性が表れるように大学の教育力を測る設計。日本のベネッセホールディングスが協力した。

教育リソース、教育充実度、教育成果、国際性の4分野をランキング指標とし、学生の学びの質や成長性に焦点を当て、総合・分野別にそれぞれ150位まで発表した。

総合1位は京都大。教育成果・国際性に評価

総合ランキング1位は京都大学が初めて単独首位になった。

2018年に同率1位だった東京大学を0.1ポイント上回った。教育リソースや教育充実度では2位の東京大学を下回ったが、教育成果と国際性で上回り、総合1位となった。

10位までのランキングは、次の通り。

【THE 世界大学ランキング日本版(総合スコア)】
1位京都大学(82.0)
2位東京大学(81.9)
3位、東北大学(80.2)
4位、九州大学(79.5)
5位、北海道大学名古屋大学(79.3)
7位、東京工業大学(79.0)
8位、大阪大学(77.9)
9位、筑波大学(77.5)
10位、国際教養大学(76.7)

秋田県の国際教養大が2分野でトップ

分野別ランキングトップ3は、次のような結果に。

【分野別ランキング
教育ソース:1位東京大学、2位東京医科歯科大学、3位京都大学
教育充実度:1位国際教養大学、2位国際基督教大学、3位筑波大学
教育成果:1位京都大学、2位東京大学、3位九州大学
国際性:1位国際教養大学、2位国際基督教大学、3位立命館アジア太平洋大学

秋田県秋田市にある国際教養大学が、昨年に続き、教育充実度と国際性の2分野で1位を獲得。総合ランキングでも、2017年の20位、2018年の12位から2年連続で順位を上げ、初のトップ10入りを果たした。

国際教養大学2004年に開学した公立大学

原則としてすべての授業が英語で行われるほか、国籍の区別なく1年間を過ごす寮生活や全学生の1年以上の留学、図書館の24時間開館など、学生同士がおのずと切磋琢磨する学習環境が強みだ。比較的新しい大学だが、高校、企業、教育界全体から注目を集めている。

調査に協力しているベネッセグループはプレスリリースで、ランキングを順位そのものに留めることなく、大学独自の魅力や特性を客観的に把握するツールとして、大学改革でのプロセスで活用してほしいとコメント

今後も同ランキングを改善を重ねながら育て、日本の大学の教育改革のひとつの指標となると共に、大学進学希望者の大学選びの一助になれば幸いだとしている。

世界大学ランキング日本版、京都大が初の単独1位に。国際教養大が2分野首位で初のトップ10入り