今季、J1磐田に加入したFWロドリゲス 母国紙取材でJリーグや日本について言及

 J1ジュビロ磐田ルクセンブルク代表FWロドリゲスが、母国紙「Le Quotidien」のインタビューに応じ、Jリーグや日本の印象について語った。今季からJリーグプレーする23歳の若き海外助っ人の目に、果たして異国の地はどう映っているのだろうか。

「こんなに人々が礼儀正しい国は見たことがない」

 今季、ルクセンブルク国籍の選手として初めてのJリーグプレーしているロドリゲスは、日本人の礼儀正しさに驚きを隠せないようだ。1月下旬に来日し、新天地で2カ月余りが経過したなか、「人々は僕に“ありがとうございます”と何百回も言ってくれるんだ」と対応の良さに目を見張っている。

 母国エスペランジュでプロとしてのキャリアをスタートさせたロドリゲスは、その後、国内3クラブでプレーし、2017-18シーズンにオランダ2部SCテルスター、18年にモルドバのシュリフ・ティラスポリに在籍。今季から磐田に加入すると、開幕からスタメンに名を連ね、第4節を終えて3試合に出場している。

 ポルトガル生まれのロドリゲスだが幼少期にルクセンブルクへ渡り、オランダモルドバでの生活も経験している。これまでも異文化に触れてきたが、それでも日本文化は新たな体験だったようだ。「人の家に入った時には靴を脱ぐ。それは敬意の問題でもある。僕は家では自由にしているけどね(笑)」と明かしている。

日本サッカーに驚嘆 「日本人はすごくよく走るし、彼らは止まらないんだ」

 3月の欧州予選でルクセンブルク代表として招集されたロドリゲスは、22日のリトアニア戦(2-1)で決勝ゴールを挙げた一方、25日の同ウクライナ戦(1-2)では痛恨のオウンゴールを献上。悲喜こもごもの結果となったが、日本での生活に満足しているようだ。

「ここは素晴らしい場所だよ。多くの人がスタジアムに駆けつけてくれる。今、経験している以上のことなんて何も望まないよ。これこそ本当のサッカーだ。日本人はすごくよく走るし、彼らは止まらないんだ。でも、僕もそれに倣わないとね。そうしないとプレーできない。シンプルだよ」

 期待の新戦力として活躍が期待されるロドリゲス。磐田ではここまでノーゴールにとどまっているものの、Jリーグ初ゴールが待たれている。本拠地で行われる30日の第5節鹿島アントラーズ戦で待望の一撃が生まれるだろうか。(Football ZONE web編集部)

今季ジュビロ磐田に加入したルクセンブルク代表FWロドリゲス【写真:Getty Images】