少女、犯罪のイメージ(RyanKing999/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

当時12歳だった長女への強姦・児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで起訴されていた父親が、無罪となったことが報じられた。

娘に対するショッキングな罪状が一変、無罪となった理由に衝撃が走っている。

 

■2年間、週3ペースで無理やり…

報道によると、被害者の父親である被告は2017年6月、当時12歳だった長女と自宅で無理やり性交したとして、昨年2月に起訴されていた。

今月28日に静岡地裁で行われた判決公判において、検察側は「長女は約2年間にわたり、週3回の頻度で性交を強要された」と、長女が置かれていたとされる壮絶な状況を主張したという。

 

■「被害者の証言は信用できない」

ところが、裁判長は一家7人で暮らしていたうえ、犯行現場とされる自宅は「狭小」であることを指摘。

「家族がひとりも被害者の声に気付かなかったというのはあまりにも不自然、不合理」として検察側の主張を退け、「唯一の直接証拠である被害者の証言は信用できない」と、強姦罪については無罪を言い渡したという。

■「恐ろしい」「つらすぎる」

報道を受けて、インターネット上では「父親が無罪となった理由」に到底納得ができないという声が続出している。

「これ、家族全員で知らんぷりしてた可能性も十分ありえるよね。恐ろしすぎる」

 

「『証言が信用できない』のだとしたら、わずか12歳の少女が家庭という閉鎖空間で尊厳を侵された時、どうすれば、加害者の罪を立証し罰することができるのか、教えてください。納得できない」

 

「家族が気付かなかったじゃなくて、黙認してた可能性よりも12歳の長女が嘘をついてる可能性のほうが大きいと判断されるのか…」

 

「胸が潰れそう…12歳の女の子が嘘をつく理由はあるのかよ…他に証拠は本当になかったのかな…つらすぎる」

 

「長女は今現在、ちゃんと保護されているのだろうか」と心配する声も目立っている。

 

■性犯罪事件への判決に滲む怒り

しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1,344名を対象に「日本は性犯罪に甘いと思うか」調査を実施したところ、全体で9割弱の人が「甘いと思う」と答えた。

多くの人々が、日々報道される性犯罪事件の「その後」に怒りや不満、悔しさをにじませていることがうかがえる。

父親との間に大きな問題を抱えている少女が、安心して生活できる環境に保護されていることを願うばかりだ。

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(文/しらべぇ編集部・あまぐりけいこ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2018年8月31日~2018年9月3日
対象:全国20代~60代の男女1.344名 (有効回答数)

12歳の娘に自宅で強姦容疑 父親が「無罪になった理由」が怖すぎる…