秋篠宮家の長女・眞子さま(27)と小室圭さん(27)の結婚関係儀式が延期となって1年あまり。小室さんの文書公表をきっかけとして、「金銭トラブル」にも再び注目が集まっている。次女の佳子さま(24)は国際基督教大学ICU)を卒業され、「姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい」と異例のお言葉を寄せられた。2017年12月、すべてのきっかけとなったスクープ「眞子さま嫁ぎ先の“義母”が抱える400万円超の“借金トラブル”」を報じた「週刊女性」の担当記者がこの1年を振り返る。

眞子さまと小室さんのご結婚の意思が変わらないのであれば

 今年1月22日、小室圭さんは母・佳代さんの元婚約者である男性X氏との「金銭トラブル」について、ようやく自身の見解を説明する文書を公表しました。1年前、眞子さまのご結婚について「宮内庁で緊急レクがあるぞ」と聞いた時、まずは「破談か」と思い、一人で心臓がバクバクしたものです。結果的には「再来年(2020年)になる見込み」との発表でした。しかし眞子さまと小室さんは、東京とニューヨークで遠距離恋愛を続けられ、ついには弁護士を通じて「金銭トラブル」の説明まで果たした。これは、私にとっては思いもよらない展開でした。

 現在では、私は最終的に眞子さまと小室さんのご結婚の意思が変わらないのであれば、その方向で物事が進んでいくのでは、と考えるようになりました。その理由は後述したいと思いますが、「今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう努めたいと考えております」と小室さんが1月の文書で述べたように、解決に向けて何か行動を取るという姿勢を示したという点において、今回の文書公表は「一歩前進」と受け取ることもできるのではないでしょうか。

 昨年11月、秋篠宮さまは誕生日会見で、

「私は、今でもその二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をするべきだと思います。(中略)今いろんなところで話題になっていること、これについてはきちんと整理をして問題をクリアするということ(が必要)になるかもしれません。そしてそれとともに、やはり多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」

 と語られ、小室さんの文書は、秋篠宮さまへの“回答”となるはずでした。

「葉山ご静養」の“スクープの法則”

 小室さんの文書が公表されたのは、1月22日。その前夜、21日に「明日、小室さんが文書を出すらしい」という情報が流れ、数時間後に共同通信のスクープだったことが分かります。私は天皇皇后両陛下の葉山御用邸でのご静養(1月21日~25日)の取材初日を終えて、翌日に備えて滞在先のホテルゆっくりしていたところだったのですが、一報を受けて「葉山ご静養」の“スクープの法則”を思い出していました。偶然なのかもしれないのですが、生前退位(2016年7月13日)や、高円宮家の三女・絢子さまの婚約内定(2018年6月26日)などのスクープをNHKが報じた日は、決まって両陛下が葉山ご静養に入られる期間だったのです。

小室さん文書は、いわばプロローグ

 小室さんの文書を読んだ第一印象は、「肩透かしをくらったな」というものでした。文書を出すということは、「すべてが解決した」というタイミングなのかと思ったのですが、現状説明をしているだけの内容で、いわば“プロローグ”とも言えるものでした。「多くの報道において借金トラブルが残っているとされていますが、このような経緯ですから母も私も元婚約者の方からの支援については解決済みの事柄であると理解してまいりました」。このフレーズマスコミで大きく取り上げられ、話題を呼びました。秋篠宮さまが「相応の対応」とおっしゃったように、今小室さんにはその次のステップの説明と誠意ある対応を求められているのに、自身の認識を述べるにとどまっていた。さらに言えば文書を公表する前に、X氏へ一言伝えるべきだったと思いますが、X氏は寝耳に水だったそうです。

 かつてX氏に「贈与を受けた」と主張していた小室さん側ですが、話し合いの進展によっては「借金」という形ではなく、迷惑料や慰謝料のような形でお金を返す可能性はあるのではないかと思っています。「支援や慰謝料の点を含めて金銭的な問題はすべて解決済みであることを二人は確認したのです」と小室さんは文書で述べていますが、秋篠宮ご夫妻に対しても、「贈与と認識しています」という趣旨の説明を続けていたそうですから、小室さん側としては「借金」と認めることはできないのだと思います。もっとも、小室さんが公表した文書へ強い反感を覚えた人は多かったでしょうし、秋篠宮さまが求められている「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況」に至ることは、現在のままではなかなか難しいと言えるかもしれません。

ご自身の姿勢を示された、佳子さま文書

 近頃、妹の佳子さま(24)が思いがけない発信をされました。3月22日ICUを卒業された佳子さまは、宮内記者会の質問に対して文書で回答を寄せられたのですが、「眞子さまは、結婚に関する儀式を延期されていますが、家族としてどのように受け止めていらっしゃいますか」という質問に対し、このように答えられたのです。

「姉が結婚に関する儀式を延期していることについてですが、私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」

「結婚においては当人の気持ちが重要」「姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい」という強い表現が印象に残ります。秋篠宮ご夫妻が会見で語られた内容とは一線を画した、佳子さまご自身の姿勢を示されたと言えると思います。

 佳子さまは、眞子さまへのメッセージとして「姉は、小さい頃から私のことを非常にかわいがってくれましたし、いつでも私の味方でいてくれました。いつもありがとうと思っています」というお言葉も寄せられています。ご両親とご姉妹とのご見解には隔たりがあるのではないか、という印象を受けた人も多かったのではないでしょうか。

 私が、眞子さまと小室さんのご結婚について考えていることも、どちらかというと佳子さまのお言葉に近いものがあります。「金銭トラブル」をここまで長引かせ、自身はアメリカ留学へ旅立ってしまったという小室さんの行動からは、本当に眞子さまとのご結婚に責任を持つ意思があるのだろうか、と感じることもあります。しかし、秋篠宮さまの誕生日会見などを経ても、「破談」という結論が出ないということは、眞子さまがご結婚の意思を変わらずにお持ちになっているとも想像できます。

「金銭トラブル」が国民的議論に発展した理由

 二人の結婚関係儀式が延期になった理由は、ほぼ間違いなく「金銭トラブル」が原因です。それならば、仮に小室さん側とX氏が和解した場合、まだ眞子さまが結婚したいと思っていらっしゃるのに、「納采の儀」などが行われなければ、国民の間からは「トラブルは解決しているのに、どうして結婚できないの?」という声が上がるかもしれません。

 さらに言えば、この「金銭トラブル」が国民的議論に発展しているのは、皇室経済会議を経て眞子さまに支給される一時金(眞子さまの場合、金額は1億数千万円とみられていた)が存在するからだと思います。小室さんが「金銭トラブル」を解決した上で、仮に眞子さまがこの一時金の受け取りを辞退されるご意向をお示しになれば、世論は一気に賛成の方向へ傾く可能性があるのではないか、とも考えています。

 3月16日から24日は、小室さんの通うフォーダム大学ロースクール春休みに入っていました。小室さんはアメリカへ旅立ってから、一度も帰国していないようですし、佳代さんの姿も近所で見かけられなくなっています。小室さんは、2018年から3年間、法律を専門的に学び、将来はニューヨーク州の弁護士資格取得を目指しているそうです。

 一方の眞子さまは、今年7月中旬にペルー、ボリビアを公式訪問される方向とのことで、公務についても秋篠宮ご夫妻の負担を軽減するため、一部行事を眞子さまが引き継がれるといいます。しかし、2月14日バレンタイン当日の朝、赤坂御用地をご勤務先に向けて出発される眞子さまのお顔は、ひどく思いつめておられるようでした。目元にくまがあるようにも見え、お顔の色も優れなかった。秋篠宮ご一家は、そんなご様子の眞子さまのことを大変心配されているのではないでしょうか。佳子さまはお気遣いのためなのか、ご友人にも眞子さまのお話はほとんどなさらないそうです。ご一家を巻き込んで、眞子さまと小室さんのご結婚がどのような道筋を辿っていくのか。お代替わりを前にして、国民の関心の目は二人に注がれ続けるでしょう。

(「文春オンライン」編集部)

2017年9月3日、婚約内定記者会見での眞子さまと小室圭さん ©AP/アフロ