マンチェスタイー・ユナイテッドは30日、プレミアリーグ第32節でワトフォードと対戦し、2-1で勝利した。

28日にスールシャール監督の正式就任が決定した5位のユナイテッド(勝ち点58)。その1発目となる今節は、チームにとっても3週間ぶりのリーグ戦。前節はチャンピオンズリーグ出場権をかけて争うアーセナルとの直接対決に敗れ5位転落。そして、代表ウィーク明け注目のスタメンはその試合から4選手変更が変更された。

序盤、攻勢を仕掛けたのはアウェイのワトフォード。ユナイテッドスモーリングとフィルジョーンズのセンターバックコンビにどんどん圧力をかけて行く。5分にはボックス左でパスを受けたドゥクレがシュート。枠を捉えることはできなかったが、ゴールの匂いはワトフォードに漂う。

ワトフォードのチャンスは続く。12分、右サイドバックのヤンマートのくろすをディーニーがヘディングで押し込んだが、GKデ・ヘアがさすがのファインセーブで阻止。20分にも右サイドを起点にボックス内でボールを収めたワトフォードは、ディーニーの落としをR・ペレイラがシュートに繋げる。

ここまで押し込んでいるワトフォードだが、赤い悪魔は一瞬で牙をむいた。27分、相手のパスを奪ったショーからカウンターが発動。自ら持ち上がり、ディフェンスラインの裏に抜けるラッシュフォードに絶妙なスルーパス。これでGKと一対一になったラッシュフォードは楽々とゴールに流し込んでユナイテッドが先制した。

後半に入っても相変わらず攻撃の形を作るのはワトフォード。52分のペレイラのシュートはGKデ・ヘアがファインセーブ。59分のヒューズのシュートは惜しくも枠の左に。

1点では心もとないユナイテッドは、64分にマタとエレーラを下げて、リンガードアンドレアス・ペレイラを投入しテコ入れ。

すると72分、左サイドのマルシャルがドリブルで仕掛け、ラッシュフォードとのパス交換で右へムービング。ボールを受けたアンドレアス・ペレイラがボックス右に走り込むリンガードにスルーパスを送ると、リンガードのゴール前へのおぢ返しの先にマルシャル。一度バックヒールがGKに弾かれるも、こぼれ球を自ら押し込んで追加点。ユナイテッドがリードを2点に広げた。

その後、77分にマルシャルはお役御免。ロホを入れて守備固めに転じるユナイテッドは、90分にドゥクレのゴールを許し点差を縮められてしまうが、リードを守り切って何とか勝利。最後まで苦しめられたが、スールシャール監督の正式就任を白星で飾った。

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