レアルは夢」とポグバの発言で移籍報道が再燃

 今季も終盤に差し掛かり、マンチェスター・ユナイテッドフランス代表MFポール・ポグバの去就が再び騒がれ始めた。英紙「デイリー・メール」は、ポグバの代理人を務めるミノ・ライオラ氏がレアル・マドリードと接触したとして、スペイン行きの可能性を報じている。

 ポグバは昨年末、モウリーニョ前監督との不仲により移籍を志願していたと伝えられていた。その後、スールシャール監督就任により移籍の噂が一蹴されると、同時に調子を上げてチームの中心であることを証明していた。

 しかし、20日に行われたフランス代表の記者会見でポグバは、「レアル・マドリードは、あらゆる子供やサッカー選手にとって夢だ。ジネディーヌ・ジダンが監督をしている世界一のクラブ」と発言。続けて「新しい監督になって、マンチェスターで満足している。将来は分からないが、今はハッピーだ」と語ったにもかかわらず、発言の一部を切り取られて移籍報道が再燃し始めている。

 スペイン紙「マルカ」は、数々のビックディールを成立させた敏腕で知られるライオラ氏が、ポグバを移籍させるためにレアルの上層部と2度にわたる会談を行ったことを報じている。それを受けた「デイリー・メール」紙は、これまでの動向を振り返りつつ、ポグバレアル入りに関して言及している。

大改革を行う予定のレアルは補強予算535億円を用意

 記事では、レアルリヨンフランス代表MFタンギ・エンドンベレやトットナムデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンなど、中盤の選手を獲得しようとする動きがあること、またレアルの監督を務めるジダン氏がポグバととも仕事をしたいと公言していたことを挙げて、ポグバ移籍に向けて現実味が増していると報じている。

 さらに、ジダン監督の下で今夏に大改革を行う予定のレアルは、補強予算に4億3000万ユーロ(約535億円)を用意したことに触れ、1億ユーロ(約124億円)を超えると想定されるポグバの移籍金に関しても問題ないという。

 レアルが今夏の獲得を狙うと噂される選手は、ポグバのほかにもチェルシーベルギー代表MFエデン・アザールパリ・サンジェルマンフランス代表FWキリアン・ムバッペがいると報じられている。記事では、かつて世界的な名プレーヤーだったジダン監督の求心力を使えば、彼らも喜んで入団するだろうと伝えているが、果たして移籍は実現するだろうか。(Football ZONE web編集部)

ユナイテッドMFポグバ【写真:Getty Images】