30日、中山競馬場で行われたG3・ダービー卿チャレンジトロフィーで、川田将雅騎手のフィアーノロマーノがしぶとく抜け出して快勝。重賞初制覇となった。

G3ダービー卿CTのレース後コメント
1着 フィアーノロマーノ
川田将雅騎手
「いい内容で勝ってくれました。内枠でしたので少し位置を取りにいって、あとは(他馬を)行かせて、馬のリズムを大切に乗りました。直線でも外から強い馬が来ましたが、よく動いてくれました。人気になっていましたが、よく勝ち切ってくれたと思います」

2着 プリモシーン
福永祐一騎手
「スタートを上手に出て、いい位置で流れに乗れました。直線もいい脚を使ってくれましたが、最後鈍ったのは休み明けの分もあるのでしょう。55キロでこのメンバーを相手に走り切ってくれたのは価値があるし、次に向けて楽しみなレースになりました」

3着 マイスタイル
昆貢調教師
「騎手がうまく乗ってくれました。これだけのメンバーで、これだけの競馬ができたのですから、この先が楽しみになりました」

4着 ダイアトニック
北村友一騎手
「枠はもっと内が良かったです。ピッチ走法なので、外は回りたくなかったので。でも枠なりの立ち回りはできました。ゲートがあまり速くないのですが、それを利用してしまいを生かすことができました。いい脚を持続できるようになってきましたね」

5着 ギベオン
蛯名正義騎手
「乗りやすい馬で、いい感じで競馬ができました。勝った馬の後ろで、絶好の形だったので。最後もバテてはいませんが、脚色が一緒になったのはハンデを背負っていた分もあるのでしょう。まだ良くなりそうだし、もっと色んな形で競馬ができそうですよ」

7着 ドーヴァー
田辺裕信騎手
「前走がいい時計で勝ってくれたので期待していたのですが、今日はさらに速くなりましたからね。ペースが流れて、3―4コーナーで苦しくなってしまいました。前走はそこで持っていられたのですが…」

レース結果、詳細は下記のとおり。

30日、中山競馬場で行われた11R・ダービー卿チャレンジトロフィー(G3・4歳上オープン・ハンデ・芝1600m)で2番人気、川田将雅騎乗、フィアーノロマーノ(牡5・栗東・高野友和)が快勝した。クビ差の2着にプリモシーン(牝4・美浦・木村哲也)、3着にマイスタイル(牡5・栗東・昆貢)が入った。勝ちタイムは1:31.7(良)。

1番人気で田辺裕信騎乗、ドーヴァー(牡6・美浦・伊藤圭三)は、7着敗退。

土曜中山9R・山吹賞はディアデラノビアの子・カウディーリョが制す

リーディング1位の川田将雅騎手が好調

リーディング1位を走る川田将雅騎乗のフィアーノロマーノが直線粘りに粘って、嬉しい重賞初制覇を飾った。大きく縦長でレースは流れて4、5番手付近を追走、速めめの流れを前々で流れにのった。直線入り口で早くも先頭に立つと一旦後続を突き放し、しぶとく脚を使ってゴール。川田騎手の勢いが乗り移ったかのような、見事な勝っぷりだった。

フィアーノロマーノ 11戦6勝
(牡5・栗東・高野友和)
父:Fastnet Rock
母:Heart Ashley
母父:Lion Heart
馬主:吉田和美
生産者:Kia Ora Stud

【全着順】
1着 フィアーノロマーノ
2着 プリモシーン
3着 マイスタイル
4着 ダイアトニック
5着 ギベオン
6着 ロードクエスト
7着 ドーヴァー
8着 ヒーズインラブ
9着 ダイワキャグニー
10着 ハクサンルドルフ
11着 カツジ
12着 キャプテンペリー
13着 エイシンティンク
14着 マルターズアポジー
15着 ヤングマンパワー
16着 ジョーストリクトリ

※主催者発表のものと照らし合わせください