鈴木おさむと小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「AWESOME RADIO SHOW.」。3月29日(金)の最終回は、歌手の竹内まりやさんが登場。自身の曲に対する思いを明かしました。

竹内まりやさん



鈴木:まりやさんの曲って、いつまで経っても新鮮。真空パックのまま現在に届いている。いまライブデビュー当時の曲を歌うのはどんな気持ちですか?

竹内:とても楽しいです。昔、テレビなどで何度も繰り返し歌っていた頃は「また今日も同じ歌を歌うのか」という気持ちになったりもしました。でもいまは、逆にすごく新鮮な気持ちで「SEPTEMBER」や「不思議なピーチパイ」を歌えます。

鈴木中森明菜さんや河合奈保子さんなど、当時のアイドルに提供する曲も多かったけど、けっこう重い内容の歌詞でしたよね。

竹内:ことさら歌詞に重い意味合いを持たせて書いていた自覚はないんですよ。彼女たちがこれまで歌ってきた曲とは違うものを提供したい、という思いがありました。

鈴木20代の頃、歌詞に共感して聴いていた人もいると思います。そういう人が改めて曲を聴いて当時を振り返られるのは、とても大切なことだと思います。

竹内:歌には、そういう力がありますよね。あのときの自分がどういう状況でその歌を聴いていたか、イントロが流れた瞬間に振り返らせてくれるような。

鈴木:ああいう重い歌をいま歌うのって疲れませんか?

竹内:いいえ。私は「歌」を単純に「歌」として捉えているところがあるので。聞く側はそれぞれに違う気持ちで受け止めるのだと思いますが、提供する私は「しっかり音程を外さないように歌おう」とか。わりとドライな気持ちで歌っているんです。

鈴木:そうなんですか。

竹内:ただ、自分の素の思いが入った曲を歌ったとき、涙が出てしまうようなこともあります。でもなんというか「歌そのもの」にグッと思い入れがあることは少ないんです。うまく言えませんが。

鈴木ドライに届けるからいいんでしょうね。

竹内:(山下)達郎に言わせると「お客さんを泣かせるのがプロであって、自分が泣いちゃいけない」そうです。私はそこにいらっしゃるお客さんの姿を見て感激して、涙がポロッと出るときがある。でも、それをやっちゃうと必ず怒られる(笑)。「プロは泣くな」って。

鈴木:1歩引いて届けるのが大事なんですね。

竹内:そうですね。「そのドライネスが逆に感動を生む」と、よく彼は言っています。本人が泣いちゃダメなんですよね。

鈴木そういえば楽曲「プラスティック・ラブ」が昨年、海外で話題になり、YouTubeに投稿された動画がものすごい再生数を記録しました。なぜいま、80年代のシティ・ポップブームになっているのでしょう?

竹内:達郎とも話しましたが、なぜそうなったかは分からない。35年前の曲が、いまの若い人たちによって何千万回も再生されるのは、もちろんうれしい現象です。

鈴木:海外で観られているのも不思議な感じですよね。

竹内:歌詞の世界うんぬんよりは、グルーブ感とか楽器のアンサンブルとかが相まって、外国人にも受け入れられたのではと思っています。私は、この曲のアレンジが私の曲の中で一番好きなんです。

鈴木:いいですよね。旦那さんがアレンジしたものにNo.1をつけられるのは。反対に、アレンジされたものに対して「もうちょっと……」と意見することはありますか?

竹内:かなり言います(笑)。絶対に違うだろう、というものには強く主張します。ただ、そうやって正直に言える関係なのは、いいことだと思っています。

4月からは、鈴木おさむと小森隼があらゆる相談に答える番組「鈴木おさむと小森隼の相談フライデー」がお昼12時から始まります。お楽しみに!


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「プロは泣くな」竹内まりやに夫・山下達郎からの教え