明治安田生命J1リーグ第5節の清水エスパルスvs湘南ベルマーレが、3月31日にIAIスタジアム日本平で行われ、3—1で湘南が勝利した。

開幕から4試合勝利の無い17位清水(勝ち点2)が、前節ベガルタ仙台に2-1で競り勝った湘南をホームに迎えた一戦。

清水は、最後尾にGK六反、ディフェンスラインにエウシーニョ、立田、ファン・ソッコ、松原、中盤に金子、河井、竹内、石毛、最前線に北川、鄭大世を起用。前節のヴィッセル神戸戦で1得点を奪い1-1での引き分けに貢献した鄭大世が今シーズン初めてスタメンに名を連ね、不整脈により離脱していたドウグラスがベンチメンバーに入った。

対する湘南は、最後尾にGK秋元、ディフェンスラインに山根、フレイレ、小野田、中盤に鈴木冬、菊池、松田、松岡、2シャドーに武富、梅崎、1トップに山崎を起用した。

清水が積極的な入りを見せると、4分に右サイドからエウシーニョが入れたクロスに鄭大世が飛び込み、6分にはボックス内左に侵攻した金子が左足を強振。どちらも得点とはいかないが、湘南に息を吐く暇を与えない。

押し込まれる湘南はシンプルな最終ラインの裏へのスルーパスや最前線へのフィードを蹴り込むが、強風の影響もありなかなか効果的なボールを送ることが出来ない。それでも、23分に右CKを獲得すると、キッカーの松田がマイナス方向にグラウンダーのクロスを供給し、DFファン・ソッコに付かれていたフレイレがスルー。ボックス手前中央の菊池が右足で放ったシュートネットを揺らし、サインプレーから得点を奪い切ることに成功する。

その後、一撃を浴びた清水は序盤に見せていた速いテンポの連携が鳴りを潜め、徐々にライン設定が低くなり始める。対照的に湘南の勢いが増し、32分に山崎のボックス右へのスルーパスに反応してボックス右に抜け出した武富が放ったシュートは左に外れたが、清水に主導権を取り戻させない。

それでも43分、現状を打開するべくボックス手前中央やや遠い位置から鄭大世がミドルシュートを放つと、湘南DFに当たったボールがボックス内にこぼれる。すると、飛び出していた金子がボックス内中央でGK秋元との一対一を迎え、冷静に同点弾を沈めた。

しかし、前半終了間際の46分に湘南が右CKを獲得。キッカーの松田が中央にクロスを入れると、杉岡のヘディンシュートが左に流れてファーで反応した梅崎のヘディンシュートも左ポストに阻まれる。しかし、跳ね返りをフレイレが押し込んで勝ち越し弾とした。

フレイレが古巣弾を決めたところで試合は折り返し。後半に入ると、早々の53分にはギアを上げ直した清水にチャンスが訪れる。GK秋元のスローを奪った石毛が左サイドスペースにパスを送り、松原がクロスを供給。しかし、鄭大世の強烈なヘディンシュートは枠を捉えない。

一進一退の攻防が続く61分、松田がハーフウェイライン付近の右サイドから見事なドリブルでボックス手前中央まで持ち込む。そして、そのまま清水DF4人に囲まれながらもボックス手前左の梅崎にパスを通す。しかし、梅崎の左足のシュートブロックに遭う。

追い上げたい清水は、62分に選手交代を敢行。鄭大世に代えて、昨シーズンチームのキーマンだったドウグラスを満を持して復帰させた。頼れる男の今シーズン初出場に、ホームスタジアムは拍手に包まれる。

すると66分、ボックス左に蹴り込まれたフィードをドウグラスが頭で落とし、中央の石毛が素早くシュート。これはGK秋元にキャッチされたものの、早速ドウグラスの強さを生かした攻撃を繰り出した。

しかし70分、湘南が清水に漂い始めた良いムードを吹き飛ばす。左サイド深い位置でのスローインからボックス手間左の松田がボールを受け、チェックに来た河井をボディフェイントで揺さぶる。流れるように思い切りよく右足を振り抜くと、鮮烈なシュートゴール右に突き刺さった。

その後、79分に湘南がイエロー1枚を提示されていた武富に代えてフレッシュな大橋を送り出すと、清水は河井に代えてヘナト・アウグストを投入。前への圧力を残す湘南に対し、清水は1点でも差を縮めようとする。

しかし、試合はその後、3-1のスコアから動かずに終了。この結果、清水は開幕から続く未勝利に別れを告げられず。一方の湘南は、連勝に突入した。

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