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image credit:Facebook

 カナダ、オンタリオ州に住むレイチェル・ホワットさんは、メスのシベリアン・ハスキーである愛犬コーダを飼っている。

 大自然に囲まれた土地で暮らすコーダは、普段はレイチェルさんの母親が営む牧場内で過ごしている。もともと周囲を散策するのが大好きだったのだが、必ず家に帰ってきていた。

 ところが・・・12月20日から3日間、家に戻ることなく行方不明となってしまったのだ。

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3日間行方不明となったコーダ

 自然豊かな地域で暮らすコーダはびのびと過ごしていた。辺りを歩き回ることもあったが、必ず帰ってきた。そんなコーダがなんと3日間も行方不明に。

 コーダはとても賢い子なので、道に迷うことはない。きっと帰ってくると信じていたレイチェルさん。

 レイチェルさんはスノーモービルなどを使ってあちこちを捜索していたが、3日後、コーダーはひょっこりと帰宅した。よかった!

 特にけがもなく、お腹を空かせている様子もない。その後もコーダの無断外出は時々起きたそうだが、コーダは、毎回帰ってくると幸せそうな表情を見せたという。

 行方不明の間、コーダは何をやっていたのだろう?
 レイチェルさんは考えた。

 すると、近所に住むレイチェルさんの伯父の隣人がその謎を解いてくれた。

コーダはオスのシカと密会していた!

 伯父の隣人は、近所に狩猟用の小屋を借りていて、そこには監視カメラが設置されている。そのカメラにコーダの秘密が映っていたのだ。

 レイチェルさんのそばを離れている間、コーダは1匹で過ごしていたわけではなかった。なんとオスのシカと密会していることが発覚。

 一緒に眠ったり、じゃれあったり、仲睦まじいことこの上ない姿が監視カメラに記録されていたのである。


すごく印象的な姿でした。2匹は異種にもかかわらず12時間以上寄り添って過ごしていたんです。野生動物がコーダと仲良くしているなんて。

 とレイチェルさんは語った。

惹かれあった野生動物と飼い犬

 どういう経緯で2匹が知り合い、熱愛に至ったかは不明であるが、何といってもコーダは自由奔放、マイペースで有名な魅力いっぱいのシベリアンハスキー。ミステリアスな一面に牡鹿もフォーリンラブしてしまったのかもしれない。

 犬が行方をくらましたと思ったら、新たなお友達を作っていたという案件は過去にもあった。

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 社交的な犬たちは、我々の知らないところで様々な動物たちとコミュニケーションをとっているのかもしれない。

 レイチェルさんは今後、コーダの脱走を防ぐ方法を考える予定だというが、すでに固い絆で結ばれている両者を引き離すのもつらいという。

 なんとかこの異種間友情を保てるようなやり方はないか模索中だという。

References: Facebook/など / written by kokarimushi / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52272507.html
 

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