藤本は5戦5ゴールで得点ランク1位タイ 横浜FM戦のヒールシュートがTOP5で1位に

 今季J1リーグの序盤戦を彩っている選手の1人が、大分トリニータのFW藤本憲明だ。JFLからキャリアをスタートさせた男は、J3、J2を経てついにトップリーグにたどり着き、得点ランキング1位タイにつける活躍を見せている。その成り上がりぶりから“和製バーディ”の声もある藤本の「ハンパないゴールTOP5」をJリーグ公式ツイッターが紹介している。

 片野坂知宏監督が率いる昇格組の大分は、リーグ開幕戦で“常勝軍団”鹿島アントラーズを2-1で破るアップセットを演じると、ジュビロ磐田横浜F・マリノス相手にも勝利を挙げるなど、開幕5試合を終えて6位(3勝2敗)につけている。

 そのチームを牽引するのがエースの藤本だ。JFLのSP京都(当時・佐川印刷SC)でキャリアをスタートさせたストライカーは、2016年に鹿児島ユナイテッドFCに移籍すると2年連続でJ3得点王を獲得。昨季J2の大分に移籍し、26試合12得点を挙げてJ1昇格に貢献した。

 藤本は開幕戦の鹿島戦でいきなり2ゴールを挙げると、磐田、横浜FM戦でも得点をマーク。北海道コンサドーレ札幌のFWアンデルソン・ロペスと並び、目下リーグ得点王ランク1位タイにつけている。

 Jリーグ公式ツイッターは、そんな29歳のシンデレラボーイにスポットライトを当て、「今季大ブレイク中のストライカー #大分トリニータ #藤本憲明選手のハンパないゴールTOP5」と今季の全ゴールシーンを動画で紹介。1位には横浜FM戦の後半14分、MF松本怜からのスルーパスに抜け出したDF岩田智輝がゴールライン際から上げたマイナスのクロスを、右足ヒールで角度を変えてネットを揺らした技ありのダイレクトシュートが選ばれ、「魔法のようなヒールシュート!?」と一言が添えられている。

 藤本がJ1の舞台でどんなストーリーを描いていくのか、大きな注目が集まる。(Football ZONE web編集部)

大分トリニータFW藤本は、得点ランキング1位タイにつける活躍を見せている【写真:Getty Images】