ランドセル素材などに幅広く使用される人工皮革<クラリーノ>を製造・販売する化学メーカーの株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:伊藤正明)は、この春に小学1年生となる子どもとその親を対象にアンケートを実施し、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査しました。
子どもが将来就きたい職業の1位は、調査開始以来21年連続で男の子「スポーツ選手」、女の子「ケーキ屋・パン屋」でした。
男の子の「スポーツ選手」では、サッカー選手が圧倒的な人気です。2位の「警察官」も3位以下を引き離し、「スポーツ選手」に迫る勢いです。昆虫や恐竜など、今夢中になっているものを研究したいという子どもらしい知的好奇心から、「研究者」が過去最高の5位に入りました。
女の子の2位「芸能人・歌手・モデル」の内訳では、76.7%がアイドルと回答しました。「アイスクリーム屋」が過去最高の6位に入り、1位「ケーキ屋・パン屋」と合わせスイーツへの関心は高まるばかりです。12位「スポーツ選手」の内訳では、体操・新体操スケートサッカーを抜いて1位になりました。
◇ 2019年版 トピックス
【男の子】1位「スポーツ選手」、2位「警察官」、3位「運転士・運転手」

「スポーツ選手」と「警察官」の差縮まる/「研究者」が過去最高5位
【女の子】1位「ケーキ屋・パン屋」、2位「芸能人・歌手・モデル」、3位「花屋」
かわいいスイーツ、アイドル人気/「スポーツ選手」は体操・新体操が急上昇
【男の子の親】1位「公務員」、2位「スポーツ選手」、3位「会社員」
3位に「会社員」が入る/「研究者」20年前の2.5倍
【女の子の親】1位「看護師」、2位「公務員」、3位「薬剤師
医療系など資格や経験が必要な職業が人気

==================== 調査概要 =====================
[調査対象] 2019年4月に小学校に入学する子どもとその親
[調査方法] <クラリーノ>製ランドセルを購入した方にアンケートを実施
       2018年5月~2019年1月のインターネット回答分から有効回答を抽出
[有効回答] 子ども4,000名(男女各2,000名)、その親4,000名
※子どもの調査は1999年から2019年まで通算21回目、親の調査は1992年から2019年まで通算28回目。
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■男の子が「将来就きたい職業」


1位は「スポーツ選手」、約6割がサッカー選手を希望
「スポーツ選手」(20.1%)は、1999年から21年連続で1位となりました。内訳を見ると、「サッカー」が昨年から4.1ポイント増加の59.0%で圧倒的な人気を集めています。日本代表の大舞台での活躍や世界的プレーヤーJリーグ参戦、次々に誕生する新星など話題も多く、「僕もいつかは」と夢見る男の子が増えているのでしょうか。「野球」(20.6%)は昨年から3.5ポイント落としたものの2位。3位には「レーサーライダー」(5.2%)が入りました。
一方で、「スポーツ選手」全体の比率はここ数年減少傾向にあり、20年前から倍増している2位「警察官」(14.2%)との差が縮まってきています。「警察官」は、東日本大震災発生翌年の2012年から希望者が増えています。
「研究者」が過去最高順位に
「研究者」(5.7%)は過去最高の5位となりました。昆虫博士や恐竜博士など具体的な回答も見られ、今夢中になっているものを研究したいという、子どもらしい知的好奇心が感じられます。

ユーチューバー」人気が定着
ユーチューバー」(1.8%)は、初登場から4年連続で順位を上げ、12位に入りました。スマートフォンやタブレットを使いこなす子どもにとって、おもちゃやゲームを楽しく紹介するユーチューバーは憧れの存在のようです。

■女の子が「将来就きたい職業」
かわいくてスイートな仕事が人気
女の子の1位は、調査開始以来21年連続で「ケーキ屋・パン屋」(26.7%)となりました。もう一つのスイーツ系「アイスクリーム屋」(4.6%)も過去最高の6位に。店頭でアイスクリームを作ってくれる専門店では、かわいいユニフォームや店員さんのパフォーマンスも、女の子たちのハートをがっちりつかんでいるようです。

アイドル人気衰えず、かつての2強は・・・
2位は「芸能人・歌手・モデル」(9.0%)でした。AKB48ブレイク中だった2012年から8年連続で2位をキープしています。かつて、「ケーキ屋・パン屋」と3強を形成していた「花屋」(6.2%)と「看護師」(5.6%)は3位と4位。依然として上位ですが、比率は20年前の半分以下になっています。 「スポーツ選手」、「動物園・遊園地」が上昇中
11位から20位では、昨年まで年々微減が続いていた「スポーツ選手」(2.2%)が12位まで順位を上げました。巷では、フィギュアスケートや卓球などで女子の活躍が目立ちますが、内訳を見ると初めて「体操・新体操」(23.3%)がトップに。「スケート(フィギュアなど)」(20.9%)、「サッカー」(16.3%)が続きました。
また、昨年圏外だった「動物園・遊園地」(1.5%)が15位に入りました。内訳をみると、「水族館」のスタッフや調教師との回答が41.4%を占めました。趣向を凝らした企画展を行う都市型の水族館なども注目を集めており、レジャーで訪
れる親子が増えているのかもしれません。

■男の子の親の「就かせたい職業」
3位「会社員」が過去最高順位に
公務員」(18.0%)が今年も1位となりました。「公務員」が1位から落ちたのは2009年の一度だけ。ただし、比率は2009年を除くと最も低い数値になっています。
3位の「会社員」(8.9%)、6位の「研究者」(5.2%)は、ともに過去最高の順位・比率になりました。

■女の子の親の「就かせたい職業」
医療系など、資格や経験が必要なスペシャリストが人気
1位「看護師」、3位「薬剤師」、4位「医師」といった医療系の職業が上位を占めています。「専門職」も過去最高の10位に入り、女の子にも専門知識や資格をもって働いてほしいという親の想いを感じます。
一方で、男の子の親同様、5位の「会社員」が順位を上げ、過去最高の順位・比率になりました。

                                                 以上

配信元企業:株式会社クラレ

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