中国メディアの報道によると、3月27日、河南省焦作(しょうさく)市にある幼稚園で、23人の園児が嘔吐した後失神したため、病院に運ばれ治療を受けた。地元警察当局は食べ物に毒物を混入させたとして、同園の教諭1人を逮捕した。

中国紙・新京報(1日付)によると、3月27日午前に出されたおかゆを食べた後、複数の子どもが嘔吐し、その後失神するという症状が見られた。園児らは「亜硝酸塩中毒」と診断され、数日間入院したという。中毒の症状が出たのは年中クラス子どもだけだった。同クラスは24人の子どもが在籍。

地元警察当局は事件後、同園の教諭の身柄を拘束した。警察当局の公表によると、教諭は同僚との間でトラブルがあり、恨みを晴らす目的で、おかゆに亜硝酸塩を混入させた。加害者の教諭の名前、年齢、性別は明らかにされていない。

中国国内では、子どもを狙った犯罪に衝撃を受けた。インターネットでは、「どんな恨みで子どもたちを狙ったのか」「この人の心はどうしてここまで悪辣になったのか!」「亜硝酸塩でガンになることもあるのに」などと非難の声が相次いで上がった。

また、「この心理的な異常者はどうやって教諭になれたのか」との疑問の声も多かった。一部のネットユーザーによると、中国国内の幼稚園の教諭資格は「数百元(約数千円から1万6000円まで)で買えるので、国による管理監督は全く行き届かない」。多くのネットユーザーが、事件の加害者を厳罰に処するよう呼び掛けた。

近年、中国各地の幼稚園保育園で、園児に対する虐待、性的暴行、投毒事件が相次いでいる。子どもを狙う犯罪が多発する理由について、「社会道徳が退廃し、法の支配の効果が薄いため、さまざまな不可解な事件が起きる」とみているネットユーザーがいた。

中国では、昨年河北省霊寿県、2017年3月広東省東莞市と吉林省吉林市、2014年雲南省丘北県と陝西省など、各地の幼稚園で教職員による毒入り給食事件が起きた。

(翻訳編集・張哲)

中国メディアによると、3月27日中国河南省焦作市の幼稚園で投毒事件が起き23人の園児が病院に運ばれた。写真は2011年西安市未央区の幼稚園の園児が亜硝酸塩中毒で救急処置を受けていた(VCG/VCG via Getty Images)