ベテランから若手まで“本物の芸”を持った芸人たちが、地上波ではあまりない長尺でネタを披露する「お笑い演芸館+(プラス)」(毎週木曜夜9:00-10:54、BS朝日)で、ナイツが司会を務めている。

【写真を見る】司会を務めるナイツも漫才を披露!

4月11日(木)夜7時からの4時間スペシャルでは、スーパーマラドーナ、ゆにばーす、ギャロップ、見取り図、トム・ブラウンといった「M‐1グランプリ2018」のファイナリストの他、これまでお笑い関連の賞を取ったことのある芸人たちが集合する。

テレビジョンでは、スペシャルに向けて司会のナイツ・塙宣之、土屋伸之にインタビューを行い、番組の見どころやナイツ自身の話などを聞いた。

■ 塙「仲良くなってから収録に臨みます」

――4時間スペシャルと通常の収録では何か違いはありましたか?

塙:いつもの収録とあんまり変わらないかもしれません。4時間スペシャルだから僕たちが何か特別なことをするわけではないので。強いて言うならば、出演する芸人の数が増えて見どころがたっぷりということが大きな違いかもしれません。

――「お笑い演芸館」の収録に臨む上でしているルーティンは?

塙:最高ですよ、その質問!(笑) ルーティンはもちろんあります。収録前に出演する芸人と一緒にご飯を食べに行くことです。いつも収録までには時間があるので、普段会えない大阪の芸人と一緒にご飯に行くことで、仲良くなってから収録に臨みます。今日(※収録日)も行こうと思っています。

土屋:いつも決まった時間に収録があるので、僕は(収録場所の)東洋館付近で売っているタピオカミルクティーを買って飲みます。その後は、僕も塙さんと一緒に出演している芸人とご飯を食べて東洋館へ(収録に)行くというのがルーティンです。

塙:こういうことでいいんですよね?(笑)

土屋:いいんです(笑)

■ 土屋「頂いたときはすごくうれしかった」

――お二人は緊張されることもあるのでしょうか。

塙:僕は、「警視庁・捜査一課長 season3」(2018年テレビ朝日系)に出ていたんですが、主演の内藤剛志さんがすごい真剣な顔で演技している姿を見て、毎回笑いそうになってしまって…。そのたびに、「絶対笑っちゃいけないところだ」と自分に言い聞かせて、笑いをこらえることがめちゃくちゃ緊張します。

土屋:緊張は常にします。中でも、M-1グランプリの決勝に行ったとき(20082010年)は緊張したことを覚えています。

――緊張を和らげる方法は?

土屋:いまだにそのルーティンは分からないです(笑)。緊張を乗り越えることは克服できていません。

塙:克服したいとは思いますが、いろいろなところで緊張感がなくなったらやばいのかもしれません。人間は油断する生き物なので、「もうちょっと緊張した方がいいな」とよく考えます。

――では、一番印象に残っているお笑いの賞は?

塙:そんなに賞はもらってないですけど、いま思いつくのは2008年フジテレビでもらった「お笑いホープ大賞」です。その年のホープに送る大賞をもらったので、仕事が増えるかなって期待してバイト辞めたのに、思ったより増えなくてすぐにバイト登録し直した経験がありました!

土屋:僕は、最初に賞をもらった2003年の漫才協会での若手の新人大賞です。頂いたときはすごくうれしかったのを覚えています。

――お互いに○○賞を与えるとすれば、どんな賞をあげますか?

土屋:お互いにね(笑)。塙さんにあげる賞、何だろう…?

塙:「もっと僕がボケたときにツッコんだ方がいいで賞」とかですかね。

土屋:それ普通の駄目出しだから!

――厳しいですね(笑)

塙:いやいや! ボケじゃないですか(笑)。土屋くんにあげる賞は、「たくさん訂正しているで賞」。もし、誰かが訂正の数を数えていたとするなら一番ボケに対してちゃんとツッコミを入れているのは彼なんじゃないかと思います。

土屋:ありがとうございます(笑)。塙さんには、3人目の娘さんが生まれたので「頑張ったで賞」。子作り頑張ったこともそうですけど、忙しい中、本当にいいお父さんをして子育ても頑張っているのでこの賞を僕からは送りたいです。

■ 塙「一番バランスが取れているコンビ

――今回の4時間スペシャルで注目しているコンビはいますか?

塙:今回たくさん出演していますけど、注目はトム・ブラウンです。彼らは貧乏エピソードがめちゃくちゃ面白いんです。電子レンジでお湯を沸かしてお風呂に入るとか、僕らにはまねできない経験をしてます。これがうそではなく本当にやってることなんでつい笑ってしまいました。

土屋:僕は、ザ・ぼんち師匠です。若手がいっぱいいる中で今回来てくれますし、「(平成30年度)文化庁芸術祭賞大衆芸能部門 大賞」を取りましたし、受賞した時のエピソードも聞けると思うので楽しみです。

――どのコンビにも負けないナイツの魅力を教えてください。

塙:僕らのですよね…分からないです(笑)。でも営業、ラジオ、ネタ番組、ナレーション、そしてドラマ、これを五角形にしたときに一番バランスが取れているコンビということが、強いて言うなら僕たちの魅力じゃないでしょうか。

土屋:いや、ドラマの数値低いから(笑)。むしろ五角形にしたらかなりいびつな形だよ。魅力と言えば、寄席で磨いた漫才の呼吸がどこのコンビよりもあると思ってますし、それを大事にしています。

――お二人にとって「お笑い演芸館+(プラス)」はどのような存在ですか?

塙:究極の質問ですね。ネタ番組の司会をやることは音楽番組で言うところのタモリさんのようなポジションだと考えていて、タモリさんと僕らの違いは、司会がネタをやるかやらないかだと思います。

僕らにとっては有名な番組の司会をするのと同じ価値のある特別な存在がこの番組だと言えます。

土屋:お笑い番組の司会をやらせていただけて、たくさんの豪華な芸人たちが来てくれる、僕にとっても本当に特別な存在。僕は出演者する側でもありますが、視聴者としてもネタを披露してくれる芸人を見る番組として楽しんでいます。

――最後に読者の方に向けてメッセージをお願いします。

塙:4時間ってなかなか長いので「4時間全部見るぞ!」という、ちゃんとした気持ちをもって集中して見てほしいです!

土屋:4時間を見る上でいろんな楽しみ方があると思います。M-1グランプリの審査員になったつもりで漫才師たちのネタを採点しながら見ていただくのもいいですし、普通に寄席にいるような気分で見てくださってもいいですし、せっかくの4時間スペシャルなんでそれぞれの楽しみ方で楽しんでくださるとうれしいです。(ザテレビジョン

塙宣之、土屋伸之(写真左から)に番組のことやナイツ自身のことについてインタビューを実施!