疲れた頭を休ませる香り

何かと忙しい現代人。常にストレスにさらされているから、寝ようと思っても自然に体を休ませることができない人が増えています。これは脳が「頑張らなくちゃ!」という交感神経をいつまでも働かせているから。「休もう」とする副交感神経へうまくスイッチを切り替えることができないのです。
そこで、無理にでも体をお休みモードにして、ゆっくりできるようになるための香りを紹介しましょう。
ユーカリ。うっ血を除去して体内エネルギーの流れを良くし、疲労回復を促します。
バジル胃の痛くなるような神経ストレスを緩和します。
パイン(松)。衰弱した神経を回復させてくれる樹木系の香り。
ラベンダー眠りを誘う香りの代表格。血圧を下げて、過敏になった神経を緩めるという作用もあります。
カモミールローマ。誘眠作用の高いハーブ。疲れた神経を鎮める作用があるので、枕に入れたり、ハーブティーにして飲んだりすると効果的です。

寝ているうちにできる香りの美容法

肌は内臓の状態を映す鏡。だから内臓が不調を抱えていると、せっかく睡眠をとっても肌の調子はよくならない…ということが起こります。そんな時もアロマがオススメ。精油は内臓の調子を整える手助けもしてくれます。

例えば、食事が遅い時はバジルやマジョラムなど消化を助ける精油をキャリアオイルで希釈(10mlのキャリアに4滴程度)してお腹に塗布します。

生理など女性ホルモンのバランスが崩れている時は、ゼラニウムの香りの芳香浴や、クラリセージの精油で腰へのアロママッサージをすると落ち着きます。

香りは少しの行動で大きな作用をもたらしてくれます。そして気持ちいいのもうれしいところ。試してみてください。

ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.6/「ヨギーニのためのアロマテラピー講座」
監修:大浦司/英国I.T.E.C(International Therapist of Examination Council)認定アロマセラピストおよびリフレクソロジスト。

脳が疲れて眠れない…そんな時はこの香りを使ってぐっすり