プレミアリーグ第33節、サウサンプトンvsリバプールが5日に行われ、1-3でリバプールが逆転勝利した。サウサンプトンのDF吉田麻也はフル出場している。

前節トッテナムとのビッグマッチを終盤のオウンゴールで競り勝った2位リバプール(勝ち点79)は、首位マンチェスター・シティを1ポイント差で追い、4日後にチャンピオンズリーグポルト戦を控える中、トッテナム戦のスタメンから2選手を変更。ミルナーとヘンダーソンに代えてファビーニョとN・ケイタを起用した。

一方、前節ブライトンとの残留争いを1-0で制して2連勝とした16位サウサンプトン(勝ち点33)は、吉田が5試合連続スタメンとなった。

吉田が中央に位置する5バックを敷くサウサンプトンに対し、リバプールがボールを持つ展開となったが、8分にサウサンプトンが先制する。左サイドを上がったバートランドの柔らかいクロスをニアサイドのホイビュルクがヘッドで逸らすと、ボックス中央でフリーのロングが受けてトラップから冷静にゴールへ蹴り込んだ。

失点したリバプールは15分に反撃。ボックス右からサラーが中にクロスを入れると、マネがヘッド。ゴール至近距離からのシュートは枠を捉えていたが、GKガンのファインセーブに阻まれた。

その後もリバプールがボールを持つ流れとなったが、速攻に人数をかけるサウサンプトン相手に主導権を握りきれない。

それでも36分にリバプールが試合を振り出しに戻した。右サイドゴールライン際からのアーノルドのクロスにN・ケイタが頭で合わせたシュートがゴール左に決まった。

1-1で迎えた後半もサウサンプトンの切り替えの鋭さが目立つ中、58分にはボックス内に侵入したN・ケイタを吉田が倒したかに見えたが、主審はノーファウルの判定を下した。

イマイチ流れを掴めないリバプールは59分、ワイナルドゥムとアーノルドに代えてヘンダーソンとミルナーを投入。右サイドバックにミルナーが入った。

ここからリバプールの圧力が強まると、終盤の80分に逆転に成功した。相手CKをはね返した流れからセンターサークルでヘンダーソンのパスを受けたサラーが快足を飛ばしてボックス内へ。DF2人に対応されながらもチップキックシュートをゴール右に流し込んだ。

不調のサラーに公式戦9試合ぶりのゴールが生まれたリバプールに対し、サウサンプトンはオースティンとアームストロングの両アタッカーを投入。

しかし86分、リバプールが勝負を決定付けた。マティプのロングフィードを受けたフィルミノがボックス右からクロスを入れると、ゴール前に飛び込んだヘンダーソンが流し込んだ。

このまま3-1で逆転勝利したリバプールが4連勝とし、暫定首位に立っている。

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