お疲れの肝臓と胃をケア

春は出会いと別れの季節。歓送迎会が目白押し、な人もいるかもしれません。プラスしてお花見など、集まってお酒を楽しむ機会も多い時期。初めましての人にもたくさん会うから、元気で調子よく過ごしたいものですね。

肝臓にアプローチ

一つ目にご紹介するのは、肝臓の働きを高めるポーズ。顔のくすみを取る他、お酒の飲みすぎにも効く、この季節にぴったりのポーズです。

片ヒザ曲げ&体側伸ばし

1:両脚をそろえて前に伸ばして座り、左ヒザを曲げてカカトを右脚のつけ根に当てる。左手は腰に、右手は手のひらを上に向けて右足の親指をつかむ。足先を見る。
2:息を吸いながら、上半身を左にねじる。顔は後ろに向けて。
3:息を吐きながら上半身を右側へ倒していき、左手を伸ばして頭越しに右足のつま先をつかむ。目線は天井に向け、自然な呼吸で10〜20秒間静止。脚を入れ替えて反対側も同様に。
3の簡単バージョン:両手で右のつま先を持つのが難しいようなら、右手は足首とヒザの間に置き、左手はしっかりとできるだけ遠くに伸ばします。

胃にアプローチ

二つ目にご紹介するのは、胃の働きを高めるポーズ。食生活が不規則な人はもちろん、食べすぎた時にもオススメです。

◇割り座で仰向け
1:正座から脚を崩し、両脚の間にお尻を入れて座り、足の甲を伸ばすようにして床に着ける。手はヒザの上に。
2:ヒジを床に着きながら体を下げていってゆっくり仰向けになり、両腕を頭上に伸ばす。この時、できるだけ腰が床から浮かないように。腹式呼吸で10〜20秒静止し、ゆっくりと起き上がる。

腰に刺激が強いポーズなので、キツいようなら片脚ずつ曲げて行います。

強い味方のヨガポーズがあるからと言って、自分の許容以上の暴飲暴食は危険。自分と相談しながらにしましょうね。

ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.2/「ヨガで美しい素肌に」
監修:橋本光(日本フィットネスヨーガ協会代表)、橋本京子(同協会主任講師)/1993年日本フィットネスヨーガ協会発足。インド古来からアメリカのヨガまで、オールラウンドに包み込んだフィットネスヨーガの普及に努める。

宴会の翌朝行いたい胃と肝臓を整えるヨガポーズ