北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督 写真提供:GettyImages

 北海道コンサドーレ札幌は6日、ホーム札幌ドームで明治安田生命J1リーグ第6節・大分トリニータ戦に臨み、1-2と敗れリーグ戦3連敗を喫した。

 代表ウィーク明け初戦となった第5節・名古屋グランパス戦では本来のパフォーマンスを発揮することができず大量4失点で敗れていたコンサドーレだったが、この試合でも開始早々の2分にFW藤本憲明に先制点を奪われる。

 また26分には対戦前から警戒していたカウンターの形からオウンゴールで追加点を献上。後半にポゼッションを図り自陣で守備ブロックを形成したトリニータから1点を返したものの、同点に追いつくことはできず勝ち点獲得には至らなかった。

 試合後、多少疲れた様子で会見場に姿を現したミハイロ・ペトロヴィッチ監督は「(リーグ戦で連敗している中)今日は負けてはいけないゲームだったし、非常に痛い敗戦だった」と悔しさをあらわにする。

 試合全体については「立ち上がり2分で失点したことが選手たちにとってショックだったし、落ち着いてプレーすることができなかったと思う。(2失点目のシーンについては)背後に出てくるボールには警戒しようという話をしていたが、対応が悪かった。リードを許してから後、前半は冷静な中での戦いができていなかった」

 「ただ後半に入ってから、何とか逆転しようと全力で戦ってくれた。得点したシーン以外にもチャンスを作ることができていたし、1点を返してからも相手に圧力を与えていた」と総括している。

 またこの一戦でリーグ戦3連敗を喫したことについては「なかなか勝てない状況が続くと、チャンスで得点に結びつかないという不運なことが起こりがちになるのがサッカーである」

 「3連敗している中、パニックになることが一番良くない。冷静に現状を分析して次の試合に向けて準備する必要があるし、日々の良いトレーニングを重ねることが自分たちの状態を良くすることに繋がる」と現状そのものに向き合う必要があるという考えを示している。

 そして連敗という厳しい状況を打開するために必要なものとして「非常に若いチームなので安定感に欠けるが、1つの勝利によってもう一度選手たちが自信を取り戻し、チームを勢いづける」と語っており、目に見える結果を追求する姿勢を鮮明にした。

 そしてJリーグで長年の経験を積んでいるペトロヴィッチ監督は「どのチームでも長いシーズンを戦う上で勝利できない時期があるものだ。昨シーズンでは名古屋グランパス)、FC東京など強豪クラブがそうだったし、サッカーの世界ではあり得ることだ」

 「そのような状況になった時、自分たちは必要以上に下を向く必要はない。必要以上に慌てず、やるべきことをしっかりと続ける」と語って会見を終えている。

 昨年、クラブ創設史上最高となるJ1リーグ4位という成績でシーズンを終えたことにより、他クラブからのマークが厳しくなり対策を講じられている。コンサドーレはこれまでのクラブ史で経験したことのない壁にぶつかっているのかもしれない。