明治安田生命J1リーグ第6節の松本山雅FCvsヴィッセル神戸が6日にサンプロ アルウィンで行われ、2-1で松本が勝利した。

リーグ戦3連敗中の15位松本は、0-2で敗れた前節の川崎フロンターレ戦からスタメンを2名変更。エドゥワルド、セルジーニョに代えて飯田、中美が先発に起用された。

対して4試合負けなしの7位神戸は、4-3で勝利したガンバ大阪戦から1名変更。ポドルスキに代わりに三田が先発に名を連ねた。

対照的なチーム同士の試合はホームの松本が試合を動かす。13分、敵陣左サイドの深い位置で中美が倒されFKを獲得。宮坂がインスイングのボールを蹴るとそのままゴール右に吸い込まれた。

試合が推移していくにつれ、神戸がイニシアチブを握るが、松本のプレスに苦しみボックス内まで持ち運ぶことができない。

1点リードも守勢の松本は38分に決定機。右CKを獲得しキッカーは宮坂。アウトスイングのクロスを送ると、ボックス中央手前から飯田が強烈なヘディングシュートでゴールを強襲するが、GK前川の好守に遭う。

1点を追いかける神戸にアクシデントが襲う。41分にビジャピッチに座り込んでしまい、ウェリントンとの交代を余儀なくされる。

そんな中、松本が貴重な追加点を奪う。43分、ハーフウェイライン付近からのフィードを受けた高橋が敵陣左サイドの深い位置を個人技で突破してクロスを供給。ニアサイドに走り込んできた飯田のヘディングシュートがゴールネットを揺らして2点目を奪取した。

リードを広げられた神戸は後半開始から三田に代えて田中順也を投入し攻撃の活性化を図る。だが、左右に揺さぶりながら攻撃を仕掛けるが、きっちり守りを固める松本を崩せない。

それでも神戸は56分、田中の滞空時間の長いボールをファーサイドダンクレーが折り返す。最後はゴール前の西がヘディングシュートで狙ったがGK守田の正面に飛ぶ。さらに58分、ルーズボールを拾ったイニエスタがボックス中央手前から左足でシュート。しかし、ここもGK守田の好セーブに阻まれた。

敵陣内でポゼッションを高める神戸は75分、右サイドの深い位置から古橋がワンテンポずらしてクロスを送ると、ゴール前のウェリントンがマークを振り切りヘディングシュート。これが決まり神戸がついに1点を返す。

我慢の時間が続く松本は80分、ボックス右で粘った中美が山なりのクロスを供給。ファーサイドのレアンドロ・ペレイラが打点の高いヘディングシュートを放つが、GK前川のビックセーブに遭う。

後半アディショナルに猛攻を仕掛けた神戸だったが同点に追いつくことは出来ず。その猛攻を耐え凌いだ松本が2-1で逃げ切り、4試合ぶりの勝利を飾った。敗れた神戸は5試合ぶりの黒星となった。

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