家族(imtmphoto/iStock/Thinkstock)

日本でも離婚率が上昇し、再婚によるステップファミリーを増加している。子持ちの女性もしくは男性と結婚し、血が繋がらなっていない子供を育てている人も少なくないだろう。

血が繋がっていてもいなくても、親子の関係においてもっとも大切なのが「愛情」であることは論をまたない。しかしその一方で、「血の繋がりが重要」と考える人は、どれくらい存在するのだろうか。

 

■5割弱「血の繋がりが重要」

しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1,589名を対象に調査したところ、「親子関係で血の繋がりは重要だと思う」と答えた人が、全体の45.4%に及んだ。

親子関係

男性では45.1%、女性は45.7%と、男女差はほぼ見られない。男女とも少なくない割合だが、多数派ではない状況だ。

 

■若い世代では意識の変化も

今回の調査結果を男女年代別で見てみよう。

親子関係

男女とも、もっとも割合が高いのは60代で男性は59.1%、女性では58.9%が「血の繋がりが重要」と回答している。男女とも若い世代ほど割合が下がり、20代では男女とも3割前後にとどまっている。

■子供の有無はとくに男性に影響

この調査結果を子供の有無別に検証してみると…

親子関係

男女とも子供がいる人のほうが、「血の繋がりが重要」とする割合が高いが、女性の場合は子供の有無で12ポイント差なのに対して、男性は22ポイント以上差が開いている。子供を持った後は、男性のほうが意識の変化があるのだろうか。

 

■ステップファミリーに聞いた

しらべぇ取材班は、実際に本人や両親の再婚でステップファミリーを築いている人たちに話を聞いた。両親が再婚した20代の女性は…

「幼少期は母子家庭で、私が7歳のときに母が再婚。それまで時々車で遊びに連れて行ってくれたおじちゃんが、ある日から「お父さん」になってくれました。

 

あれから20年、娘として私を育ててくれた父が、私にとって本当のお父さんです。家族にとって血の繋がりとは、それほど重要ではないと思います」

 

また、子供がいる女性と再婚した20代の男性は以下のように話してくれた。

「血の繋がりは必要ないです。私は、妻の前夫との子供で、今年小学1年生になる男の子と2歳くらいから一緒にいますが、じつの父親として接しているつもりです。

 

血の繋がりこそありませんが、親子であることには変わりありません。ただ、一方で「子供が女の子」「もう少し大きな子供」だった場合は同じように思えるかはわかりません」

 

その男性の妻にも取材したところ、

「血の繋がりは必要ないと思います。私の場合は子供と血が繋がっているので何も感じることはありませんが、子供と血が繋がっていない夫に『じつの親と同じように接して』とは言いづらく、以前は複雑な気持ちを抱いていました」

 

と語る。日本社会において、確実に変わりつつある家族のカタチ。あなたはどう感じるだろうか。

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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2019年2月1日2019年2月4日
対象:全国20代~60代の男女1,589名 (有効回答数)

親子の「血の繋がり」、若い世代は重視しない傾向も 再婚経験者や子供にも聞いた