新年号「令和」の発表の前日である3月31日高須クリニックプレゼンツで第16回奉納プロレス「大和神州・力まつり」が靖国神社内にある啓照館(相撲場)で開催。オフィス北野の三又又三らも参戦し、話題となった。

リング上で熱い試合が繰り広げられ湧き上がる中、会場の片隅で高須クリニック高須克弥院長(74)にスポンサーになった経緯や、恋人である西原理恵子との馴れ初め、そしてフリーメイソンについてなどを聞いてみた。

 

■西原理恵子との馴れ初め

高須克弥

――このプロレスのイベントなんですけれど、いつくらいからスポンサーを?

高須:去年、見て、『これ、協賛してくださらないか?』と手紙もらって。それで、OKって言って。今日、1回目なの。

――1回目なんですね!

高須:はい。さっき、リングであいさつして紹介していたでしょ?

――(漫画家で恋人でもある)西原理恵子先生とご一緒でしたが、西原先生との出会いのきっかけはなんだったのですか?

高須:ぼく、彼女のファンでして。それで近づいていったら…。手をつけられちゃって、カラダを奪われて。いつのまにやら彼氏に昇格してもらったんです。

向こう(西原理恵子)が、ぼくがファンだって言ったら…。「じゃあ、ファンだったら近づいて来てもいいぞ!」と言って。よく、芸能界ではあるパターンですよね。

――お二人とも麻雀を嗜まれますが、西原理恵子先生とお二人で麻雀をすることはありますか? 西原先生は、『さいばらりえこのまぁじゃんほうろうき』を描かれてますが。

高須:たまにありますけどね。彼女すごいヘタクソだから。もう一億以上カモられたって言ってますよ。ぼくは麻雀、強いですからね。

 

■フリーメーソンに入る方法は…

――一般の人がフリーメイソンに関わるには、どうしたらいいですか?

高須:超カンタン! まず、(フリーメイソン)に連絡をとって、『自分はフリーメイソンになりたい!』という強い意思表示をすればいい。(折り返し)連絡が来て、面接をして、(入会)試験をやってくれます。※1

――街中でフリーメイソングッズが売られているのを見かけますが、本物はありますか?

高須:フリーメイソングッズはですね、本物かイミテーションかどちらかしかないのだけど。どっちみちフリーメイソンは葵の御紋(※2)と同じで、別にこのマークは誰かが所有していないの。

だから、いっぱい色々なところから出てくるでしょ? 売ってますしね。でも、偽物を作るより本物を買ったほうが良いから…みんな本物だと思いますよ。

――意外と本物が手に入るということですか?

高須:あります、あります! 世界中でメンバーが2000万人くらいいるはずだから。だから、フリーメイソンのバッチとか、フリーメイソンの帽子とか、フリーメイソンの指輪とか。

いっぱい仲間同士で何かのお祝いごとのたびにグッズを作るから。横流ししてるから出てきますよ。※3

■全員が障害者になる

高須克弥

――高須先生、もしくは高須クリニックどちらの立場でも良いのですが、障害を持っている人たちへの考え方を教えていただけますか。

高須:ぼく、医者ですから、障害がある人たちへの手助けをするのがビジネスなんだよ。ぼくの同級生・同世代の仲間は認知症の人が多いんです。もちろん。足が不自由になっても耳が不自由になっても、手足が不自由になっても全部障害ですからね。

老人、全員が障害者です。ぼくもこの頃、歩行がだんだん困難になってきて…思考も悪くなってきて…。だから、みんな障害、障害と言うけれど、結局、死ぬまでに全員が障害者になるんです。

――高須クリニックで手話などを取り入れる予定はございますか?

高須:筆談のほうが速いものですから。手話って国ごとに微妙に違うんだそうですね。いくつか教えてもらって、その時だけやるけど、すぐ忘れちゃうんだ。

なんか、「エッチなことをしよう」という合図だとか色々と教えてもらった。「そんなことやっちゃダメだ」って怒られましたけどね。

――今、手話のほかに音声を文字化するソフトとかが結構あるのですけど。

高須:そういうソフトはね、今、総務省のイノベーション(ICTイノベーション創出チャレンジプログラム)って、新しい開発をするコンテストやってて。ぼく、それの審査員なの。だから、よく音声の文字化とか。

それから一番新しいやつは、おしっこを漏らしたときの感覚を感じさせる装置です。高い評価を受けましたね。

 

■フリーメーソンの謎を解説

高須克弥

――フリーメイソンに入るときには、「障害を持っている人はダメだ」と書いてあるのですが?(※4)

高須:ダメなんです。お相撲さんがね、女の人を土俵に入れないのと同じなんです。ルールで最初に創ったんです。

だけど、フランスのフリーメイソンは女性を歓迎しているの(※5)だから、ぼくたちの男だけで創っているフリーメイソンからは破門されたんだ。で、向こうもぼくたちを破門しました。

――では、日本のフリーメイソンとフランスや海外フリーメイソンとは別ということですか?

高須:もう敵同士みたいになっている。だから、宗教改革のあとのマルティン・ルターとローマ法王くらい、日本とフランスのフリーメーソンは違うから。「同じキリスト教徒じゃないか」と、言っても、カトリックプロテスタントでは違うからね。

それと同じ。自分たちの仲間で異端になった人っていうのは、違う宗教よりも仲悪いからね。

――では最後に高須先生の、あのポーズをお願いします」

高須:はい。YES! 高須クリニック

 

ちなみに日本のフリーメイソンは厚生労働省に認定された組織であることをご存知だろうか?

日本のフリーメイソンは財団法人「東京メソニック協会」と任意団体「日本グランド・ロッジ」として厚生労働省から認可を受けており、各ロッジの福祉関連事業は財団の事業予算で運営されている。その日本のフリーメイソンの最頂点が高須克弥氏である。

 

※1 フリーメイソン会員2人以上からの推薦が必要。そして選定委員会の討議にかけられ、投票が行われ、満票のみ入会ができる。

しかしフリーメイソンは「勧誘」をしないという掟があり、自らフリーメイソンを名乗る会員も少ないため、まずフリーメイソン会員と知り合うことが至難のワザ。

金銭援助目的やオカルトや悪魔崇拝目的での志願者ははじかれることが多いようだ。入会金は4〜6万円、年会費は4,000〜5,000円とされている。

※2 インタビュー前の雑談での情報によると、東京お台場某所にフリーメイソングッズを扱う専門店があり。そこにある商品の多くは亡くなったフリーメイソンメンバーの遺品などが多く売られていて、つまり本物が手に入るとのこと。高須克弥氏の著書にも書かれている。

※3「葵の御紋」とは徳川家の家紋。ドラマ時代劇「水戸黄門」のご隠居の印籠も葵の御紋である。葵紋とも呼ばれている。

※4 フリーメイソンの入会条件は、 「満20歳以上の男性であること」「何らかの宗教を信仰していること(宗派不問)」「安定した定職についていて、一定の収入があること」「結婚し家族を養っていること」

女性や障害者は基本的に入会できない鉄のルールがある。また無神論者や共産主義者もNGである。

※5 「自由、平等、友愛」がフランスの標語であるが、またフリーメイソンも「兄弟愛(友愛)、救済、真実」とした似たような内容を基本理念としているため馴染みやすいようだ。

本家イギリスのフリーメイソンから独立を目指した団体である。フリーメイソンでは珍しい女性専用ロッジも存在する。一番有力なロッジは「大東社(Grand Orient)」。Grand Orient(グラントリアン)は「フランスを導く光」という意味が込められている。

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(取材・文/しらべぇ編集部・及川健二

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