TOKYO MX地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。3月28日(木)の放送では、SNS投稿におけるリテラシーについて議論を交わしました。

◆「はっちゃけたい」「当方には警戒しかない」

岐阜県笠松競馬場の採用内定者と研修担当者のSNS上でのやり取りに賛否両論が巻き起こっています。

まずはメインMCの堀潤が、この2人のやり取りの概要を時系列で紹介。

【内定者と思われるアカウントツイート
「来月から笠松競馬場職員になるので、皆様よろしくお願い致します」

笠松競馬場の研修担当者のツイート
「研修担当です。あなたは私の研修で何を聞いていましたか?ツイッターの個人アカウント上で公営競技に携わる公務員であることを世界に発信するリスクを、どのように考えているのですか?
4月1日に面接を行いますので回答を準備しておいてください。(ツイートは削除しないこと)」

【内定者】
「半年は仮採用なので下手なことは出来ないんですが、本採用になったら、はっちゃけたいと思ってます」

【研修担当者】
「研修担当です。現時点で、すでに『下手なこと』をやってしまっていることに気が付いてください。頑張る気持ちは受け入れますが、半年後に『はっちゃけ』の予告をされると、当方には警戒しかありません。
4月1日に『はっちゃけ』とは何かを聞かせてください」

【内定者】
「運良く引っ掛かりましたので、色々とチャレンジしてみたいと思います!」

【研修担当者】
「研修担当です。当方は、あなたを『引っ掛けた』つもりはありません。その表現は、あなたに期待して採用する側としては、いかがなものかと考えます。
4月1日にあなたの考えを採用担当者に説明してください。(ツイートは削除しないこと)」

パワハラバカッター

この件について、インターネット上では競馬場側に共感する意見がある一方で、「パワハラではないか」との批判も見られ、物議を醸しているようです。

堀は「僕が研修担当者なら、内定者全員に内々に、『こういうことをしては駄目だよ』という旨の内容のメールを送ると思う。研修担当者の彼も全世界に発信してしまっている」と指摘します。


◆両者のリテラシーに問題

「東洋経済オンライン」編集長の武政秀明さんは、研修担当者の発言内容は正論ではあるものの、「研修担当者が採用内定者に個人的に注意するなどして、収めていれば良かったこと」と言い、SNSというオープンな場でやり取りしたことに異議を唱えます。
さらには、「組織に属する者として、SNSでの発言は代表者(公式)の発言だと見られるリスクがある」とし、双方ともに「リテラシー(知識や活用する能力)に問題がある」と非難しました。

弁護士の倉持麟太郎さんは、SNSの投稿内容などを「モニタリング」する旨を、事前に周知し、就業規則で定めている会社も多いと言います。それゆえに、会社側に確認せず投稿したであろう採用担当者側にも「今回のように立て続けに投稿をしている段階で、コンプライアンス上、かなり危うい」と忠告。


最後に堀は、評論家で「PLANETS」編集長の宇野常寛さんが発言していたという次の言葉を紹介しました。

「発信じゃない。発散になっている。ちゃんと発信しよう」

※この番組の記事一覧を見る

<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイトhttp://s.mxtv.jp/morning_cross/

前代未聞!「研修担当者」vs「内定者」…ツイッターでの“応酬”に物議