ドイツの高級車ブランドAudiは、同社ブランド初の電気自動車(EV)となるSUVの「e-tron」がいよいよ来月米国に上陸すると発表した。

同時に、米国環境保護庁(EPA)から航続距離204マイル(約328キロ)の評価を受けたことも明らかにした。

・展示や試乗も

e-tronは中型サイズの5人乗りSUV。AudiはEVラインナップとして今後小型サイズのe-tronスポーツカーを準備中だが、今回のSUVはその先陣を切るものとなる。

今年初めに欧州で発売され、米国マーケットへの投入はそれに続く動き。5月に上陸してすぐに予約客の元に届けられ、またディーラーでも展示や試乗が行われるようになる見込みだ。

米国の高級EV市場はTeslaが席巻しているが、そこをどれくらい切り崩せるかに注目が集まる。

・バーチャルミラー

電動化した新型四輪駆動quattroを採用したe-tron SUVは、パフォーマンスもさることながら、サイドミラーの代わりにバーチャルエクステリアミラーを採用しているなど未来的な車だ。

また、注目すべき点の一つはバッテリーまわり。95KWHのバッテリーを搭載し、AC充電はもちろん、DC急速充電にも対応する。

そのほか、トランク部分の広さを確保したり、フロントシートにオプションでマッサージ機能を用意したりと、全体的に小気味いいデザイン・性能となっている。

“今年の目玉EVの一つ”と言われるだけに、今年後半に予定されている日本への投入にも期待が高まる。

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Audi初のEV「e-tron」、来月米国に上陸! EPA航続距離は328キロ