学生を対象に5月にスタート サッカートライアスロンeスポーツなど各種競技の運営を学ぶ

 J2の東京ヴェルディは10日、スポーツの現場を教材に実務を通してビジネスを学ぶことを目的とした「東京ヴェルディカレッジ」を開校することを発表した。

 これは高校、専門学校、4年制大学や大学院生を対象に設立するもので、5月21日からスタート。現在、入学希望者を募集しており、前期が5月~8月、後期が10月~1月で、毎週火曜日の18時~21時までゼビオ東京本社や東京Vクラブハウス、各チームの活動場所で実施されるという。

 東京Vは今シーズン、サッカーのほかトライアスロンeスポーツ、ビーチサッカーなど男女17チームの多種目競技チームを保有。今や国内屈指の総合型スポーツクラブとなっており、複数の競技運営に携わることができるのが最大の特徴だとしている。講師陣にもビジネスや実務経験に長けた人物を揃える予定で、「スポーツの現場を通して、優秀な人材をビジネス界に輩出する」ことを活動理念として掲げている。

 1993年に10クラブでスタートしたJリーグは、27年目を迎えた今シーズンは55クラブが参戦中。その下のカテゴリーであるJFL地域リーグを含めても、全国各地にさまざまなチームが誕生し活動している。サッカーに限らず、その他のプロスポーツでも近年は「スポーツビジネス」が脚光を浴びており、Jリーグ初代王者である東京Vは未来を見据えて、「ビジネススクール」という新たな挑戦を始めるようだ。(Football ZONE web編集部)

講義を受けるだけでなく、実際のスポーツの現場で活動しながらビジネススキルを身に付けることができる【写真:東京ヴェルディ】