2018-19シーズンに生まれ変わった新生V.LEAGUEの初代王者がついに決まる!4月6日、7日にV.ファイナルステージ ファイナル名古屋大会が武田テバオーシャンアリーナで開催され、男子はフルセットの激戦の末パナソニックパンサーズがセットカウント3-2でJTサンダーズを下した。女子は昨シーズン王者の久光製薬プリングスが東レアローズにセットカウント3-0で完勝した。王手をかけたパナソニック久光製薬が連勝で決めるのか、それともJT、東レの反撃があるのか。決戦の舞台は4月13日(土)・14日(日)、武蔵野の森総合スポーツプラザで開催されるV.ファイナルステージグランドファイナル東京大会だ。新生V.LEAGUEの初代王者が決まる歴史的な瞬間を見逃すな!

【写真を見る】迫力のプレーを会場で楽しもう!

■ 熾烈を極めるファイナル、「正直今日のゲームはなぜ自分達が勝ったのか分からない」と試合後コメント

V.ファイナルステージは、レギュラーラウンド上位チームで争うファイナル6(女子はファイナル8)とファイナル3を勝ち抜いた2チームで争われるV.LEAGUE王座決定戦。ファイナル名古屋大会、グランドファイナル東京大会の計2試合が行われ、2勝したチームが優勝、1勝1敗の場合は25点のゴールデンセットで勝敗を決する。

大激戦を制したパナソニックキャプテン深津秀臣が、開口一番に発したコメントがこの試合の激しさを物語っていた。

「すごくハードな試合になりました。正直今日のゲームはなぜ自分達が勝ったのか分からないようなデータになっているんじゃないでしょうか」

実際、アタック決定率、バックアタック決定率、ブロック本数は負けたJTがパナソニックを上回った。厳しい状況の中、パナソニック・川村慎二監督が勝敗を分けたキーポイントとして挙げたのが、ルーキー大竹壱青のサービスエースだった。一進一退の攻防が続く第4セット28-28の場面で、渾身のジャンプサーブで決めたノータッチエース。初めて立つファイナルの舞台に序盤は緊張していたという大竹は「僕一人でここまで成長できたわけではないんです。周りの先輩達に助けられて、声をかけてもらって、吹っ切れた」と先輩達への感謝とともにサービスエースの場面を振り返った。

一方、敗れたJTの山本正平キャプテンは「5セットを通じて自分達のバレースタイル、戦い方は間違ってなかったんですが、あと少しの精度でパナソニックさんが上だった」とつかんだ手応えとともに悔しさをにじませた。負けはしたが、大黒柱のトーマスパトリックエドガーが31点を荒稼ぎし、ブロック本数もチーム全体で22本を積み重ねるなど次戦に向けた収穫も少なくない。勝利して兜の緒を締め直したパナソニックと、負けてなおチームの方向性に自信を深めたJT。4月14日グランドファイナル東京大会も、名古屋大会同様の熱い試合になることは間違いない。

■ 女子ファイナルは戦略がぴたりとハマり、相手チームを圧倒する試合展開に

女子の試合で印象的だったのは、久光製薬が見せたスタートダッシュだ。第1セットを25-21で危なげなくものにすると、第2セットはいきなりの7連続得点で一気に主導権を掌握した。ファイナル8で相手チームに出鼻を挫かれた経験から8点先取のショートゲームを練習で行い、意識的に試合への入り方の改善に取り組んできたという。

「(練習のショートゲームで)8点を取れないこともあって、そこでみんなで意見を出し合ってやってきたことが今日生かされた」とエースの石井優希は練習の成果を誇る。

さらに昨年から取り入れたリードブロック(※1)の連携が増し、東レの得点源であるヤナ・クランに全く仕事をさせなかった。キャプテンのミドルブロッカー岩坂名奈は「リードブロックというシステムを夏からチーム全体で作り上げてきて、ミドルのタッチが増えたり、ブロックポイントが増えている」とその手応えを語った。

盤石の久光製薬に対し、菅野幸一郎監督が「経験不足らしい戦い方をした」と自嘲気味に試合を振り返った東レアローズ。20歳の日本代表候補・黒後愛は次戦への課題として「1本目のディグ(※2)が上がった後に、もう少し攻めきれる場面を作ること」と「ブロックディフェンスを確認して粘り強さを出したい」と攻守それぞれのポイントを挙げた。19歳の若き司令塔・関菜々巳は「やってきたことが全く出せなかったので、新しいことをやるよりも今までやってきたことの精度を上げていきたい」と自分達のバレーを取り戻すことが重要だと指摘する。

ファイナル3のJTマーヴェラス戦では、初戦を落とした後に2戦目、ゴールデンセットを連取して逆転勝ちを収めた東レ。若手の躍動とエースのヤナ・クランが復調すれば、その再現は決して不可能ではないはずだ。

バレーボールビジネス化を念頭に、来場者が楽しめるイベントが充実

シーズンから生まれ変わったV.LEAGUEは、これまで各都道府県バレーボール協会が主催していた試合をホームチームが主催し、より地域に密着したリーグへと生まれ変わった。各チームが収益を挙げられるようバレーボールビジネス化も念頭に置かれ、来場したファンが楽しめるさまざまなイベントも開催されている。グランドファイナル東京大会では、V.LEAGUEオフィシャルソング「Clap,Smile,Dance!」を歌うダンスボーカルグループBananaLemonが登場。試合前に「Clap,Smile,Dance!」の曲に合わせて一緒にダンスを踊るイベントも行われる。BananaLemonと一緒にダンスを踊って決戦に備えよう!

※1 セッターのトスの方向を見極めてから入るブロックのこと

※2 レシーブのことで、サーブレシーブ以外のアタックを受けるレシーブのこと

■ 「V.LEAGUE DIVISION1 V・ファイナルステージ グランドファイナル東京大会」試合データ

・女子大会

対戦:久光製薬プリングス(ファイナル8 1位) 対 東レアローズ(ファイナル3勝利チーム)

日時:2019年4月13日(土)14:10試合開始(一般開場12:00) ※当日券は11:30より販売

・男子大会

対戦:パナソニックパンサーズ(ファイナル6 1位) 対 JTサンダーズ(ファイナル3勝利チーム)

日時:2019年4月14日(日)14:10試合開始(一般開場12:00) ※当日券は11:30より販売

■ 会場アクセス

会場:武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市西町290-11)

交通:京王線飛田給駅から徒歩7分(東京ウォーカー(全国版)・Vリーグウォーカー編集部)

男子はパナソニックが先勝