Jリーグは11日、2月・3月度の「月間ベストゴール」として、J1では鹿島アントラーズのFW伊藤翔、J2では徳島ヴォルティスのFW清武功暉、J3リーグではカマタマーレ讃岐のFW福家勇輝のゴールを選出した。

同賞は各月のリーグ戦を対象に、最も優れたゴールを表彰する賞。各月のリーグ戦全ゴールから選考委員が選出する。なお、J1の「月間ベストゴール」は、12月に開催予定の2019Jリーグアウォーズで表彰される「年間最優秀ゴール賞」にノミネートされる。

伊藤のゴールは、3月1日に行われた明治安田生命J1リーグ第2節、川崎フロンターレ戦で決めた21分のゴール。伊藤のコメントと選考委員会による選出理由は次の通り。

◆FW伊藤翔(鹿島アントラーズ)

©️J.LEAGUE PHOTOS

「J1月間ベストゴール賞を頂き、誠にありがとうございます! この賞は、内田選手のロングパスと自分のシュートの合わせ技で頂けたと思っています。川崎Fという難敵に対して、前半ビハインドからゴールを奪えたことは自分にとって自信になりますし、チームにとっても価値あるゴールだと感じてもらえていたらうれしいです。今後もベストゴール賞を貰えるような得点、そしてチームが勝つためのゴールを奪い続けたいと思います!」

Jリーグ選考委員会による選考理由】
◆総評
冷静なプレーで決めた超絶ゴール

原博実委員
「内田選手からのロングパスをトップスピードの状態にもかかわらず、見事なファーストタッチで受けて冷静な対処をしたことを評価。全盛期アンリ選手(フランス)を彷彿ととさせるプレーだった」

◆北條聡委員
「超絶ゴール。落下点への先回り、絶妙トラップ、シュートコース、どれも完璧だった」

清武のゴールは、3月3日に行われた明治安田生命J2リーグ第2節、FC岐阜戦で決めた95分のゴール。清武のコメントと選考委員会による選出理由は次の通り。

◆清武功暉(徳島ヴォルティス)
©️J.LEAGUE

「このたびはベストゴールに選出していただきありがとうございます。このゴールは自分だけでとったゴールではなく、チーム全員が最後まで諦めずに戦ってもぎ取ったゴールだと思います。またこういう重要な場面でゴールを決められるように日々のトレーニングからしっかり努力していきたいと思います。チームの目標を達成出来るように今後も全力を尽くしていきます!」

Jリーグ選考委員会による選考理由】
◆総評
シーズン初勝利をもたらしたジャンピングボレーシュート

◆福西崇史委員
「バイシクルを打つ発想と、うまく当たらなかったもののゴールを決めて結果を出したこと」

◆北條聡委員
引き分け濃厚だった後半アディショナルタイムに、ジャンピングボレーで決め、チームにシーズン初勝利をもたらしたゴールはとても印象的だった」

福家のゴールは、3月10日に行われた明治安田生命J3リーグ第1節、いわてグルージャ盛岡戦の27分のゴール。福家のコメントと選考委員会による選出理由は次の通り。

◆FW福家勇輝(カマタマーレ讃岐)
©️J.LEAGUE

「たくさんの素晴らしいゴールがあった中で、月間ベストゴールに自分のゴールを選んでいただき、大変感謝しています。得点をしたのは自分ですが、みんなの想いであったり、そういった色々なものがあって、取らせていただいたものなので、大変有難く思っています。また、次もチームの勝利に貢献できるようなゴールを取れるように、また練習から日々しっかりと取り組んでいきたいと思います」

Jリーグ選考委員会による選考理由】
◆総評
チームを勢いに乗せた見事なロングシュート

原博実委員
ハーフライン近くでのボールの奪い合いの直後に、50m近い距離のシュートを決めた。文句なしの見事なゴール」

◆福西崇史委員
「後ろ向きの状態から、相手とぶつかりながらもキーパーの位置を見て決めた見事なロングシュートだった」

◆北條聡委員
「あっと言わせる意外性のロング一発。狙って決まるシロモノではなかった」

◆寺嶋朋也委員
「一進一退の中で迎えた27分、中盤でボールを奪いゴールまで約40メートルの位置から放ったロングシュート。思い切りの良さが光ったシュートで、チームを勢いに乗せる一発だった」
サムネイル画像