先週末に行われた第31節では今季のタイトルレースを左右するアトレティコ・マドリーとの頂上決戦を制したバルセロナが2連覇に大前進。注目のトップ4&ヨーロッパリーグ(EL)出場権争いではMF柴崎岳を擁するヘタフェが4試合ぶりの勝利で4位を死守。また、アラベス、バレンシアの取りこぼしを生かしたセビージャが5位に浮上している。

優勝争いがほぼ決着したことで俄然注目が集まるトップ4&ヨーロッパリーグ(EL)出場権争い。今節では5位のセビージャ(勝ち点49)と、9位のベティス(勝ち点43)によるセビージャダービーが開催される。

前節、バジャドリー相手に2-0の快勝を収めたセビージャは2連勝で一気に5位に浮上。ただ、今節からはベティス、勝ち点1差で追うヘタフェとの連戦を控えており、この2試合が来季のCL出場権獲得に向けた大きな関門となる。また、バジャドリー戦後には暫定指揮官のホアキン・カパロス監督が白血病を患っていることを公表しており、サンチェス・ピスファンで行われる今回のダービーでは同監督を勇気づける意味でも勝利がほしい。注目は2試合連続クリーンシート中の守備陣と、2戦連発中のMFロケ・メサの活躍だ。

一方、直近6試合を2勝3敗1分けと取りこぼしが目立つベティスは前節のビジャレアル戦をしぶとく2-1で制して4試合ぶりの白星を挙げたものの、課題の得点力不足に加え、4試合連続失点中と攻守両面でピリッとしない。現在、ヘタフェとの勝ち点差が「7」に開いていることもあり、逆転でのトップ4フィニッシュに向けては無敗且つ勝ち点3を積み上げていく必要がある。セビージャ同様に次節はバレンシアとの直接対決を控えており、今回のダービー勝利をキッカケにラストパートをかけたい。直近3試合ではいずれも得点者が中盤の選手ということもあり、ストライカーの奮起に期待したい。

アトレティコとの大一番を制し連覇を大きく引き寄せた首位のバルセロナ(勝ち点73)は、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)でも敵地でのマンチェスター・ユナイテッド戦を1-0で競り勝ち、4年ぶりのベスト4進出に向けて好位置に付ける。16日にカンプ・ノウでの2ndレグを控える中で戦う今節は最下位ウエスカとのアウェイゲームに臨む。したがって、ユナイテッド戦で鼻から流血したエースFWメッシやMFブスケッツ、DFピケら主力を遠征メンバー外にする可能性が高い。その中で好調を維持するFWマウコムやMFアレーニャ、DFユムティティ、負傷明けからの試運転を図るMFデンベレらに出場機会が与えられそうだ。

今季もバルセロナの後塵を拝することが決定的なマドリードの2強は、ここから意地の2位争いに挑む。バルセロナ戦での敗戦からバウンスバックを目指すアトレティコ(勝ち点62)は、前回対戦で敗れている16位のセルタとホームで対戦。バルセロナ戦において主審への侮辱発言で8試合の出場停止処分を科されたFWジエゴ・コスタを欠く中、エースFWアスパスの復帰以降復調を見せる曲者に勝ち切ることができるか。

そのアトレティコを勝ち点2差で追う3位のレアル・マドリー(勝ち点60)は前節エイバル相手に低調なパフォーマンスに終始も、FWベンゼマのドブレーテの活躍により2-1で逆転勝利。連勝を目指す今節は11位のレガネスとの自治州ダービーに臨む。エイバル戦後にジダン監督が「モチベーションをキープすることは難しい」と語ったように、現時点でアトレティコより上の順位に行くこと以外にモチベーションはないが、来季に向けた礎を築くうえでもこれ以上の取りこぼしは許されない。

その他のトップ4&ヨーロッパリーグ(EL)出場権争いでは、前節公式戦の無敗が17試合でストップした6位のバレンシア(勝ち点46)が15位のレバンテとバレンシアダービーに挑む。ELでのビジャレアル戦に続きダービー2連戦となるが、何とか勝ち点3を手にしたい。連勝で4位死守を目指すヘタフェは残留圏内ギリギリの17位バジャドリーと、MF乾貴士を擁する7位のアラベス(勝ち点45)は、13位のエスパニョールを相手に4戦ぶりの白星を狙う。

リーガエスパニョーラ第31節》

▽4/13(土)
20:00
エスパニョール vs アラベス
《23:15》
ウエスカ vs バルセロナ
《25:30》
アトレティコ・マドリー vs セルタ
《27:45》
セビージャ vs ベティス

▽4/14(日)
《19:00
バジャドリー vs ヘタフェ
21:00
ビルバオ vs ラージョ
《23:15》
レアル・ソシエダ vs エイバル
《25:30》
ジローナ vs ビジャレアル
《27:45》
バレンシア vs レバンテ

▽4/15(月)
《28:00》
レガネス vs レアル・マドリー

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