リーガ・エスパニョーラ第32節が13日に行われ、エスパニョールは日本代表MF乾貴士が所属するアラベスとホームで対戦し2-1で勝利した。

 試合は序盤からエスパニョールがボールを支配する展開。アラベスはカウンターを仕掛けるもタイトで集中したエスパニョール守備陣に潰されシュートに持ち込むことができない。

 スコアが動いたのは19分、オスカル・メレンドが中盤でボールを受けるとアラベスの最終ラインの間にスルーパスを送る。これに反応したペドロサが斜めに走り込み、競り合いに勝つとニアサイドに流し込んでエスパニョールが先制した。

 アラベスはその後ボールを保持する時間を伸ばしていくが、なかなか決定機を作りだせず前半が終了する。

 後半早々の47分、スルーパスでペナルティエリア右に入り込んだボルハ・イグレシアスがクロスを上げると、対応したビクトル・ラグアルディアに当たりこれがネットを揺らす。オウンゴールでエスパニョールが追加点を挙げた。

 しかしアラベスも黙ってはいない。56分、右サイドからクロスを上げるとニアでボルハ・バストンがつぶれ、その後ろにポジショニングをとったジョナサン・カレリが冷静に沈める。ファールがあったのではないかと主審はVARをチェックしたが、この得点が認められアラベスが1点を返す。

 後半になり、時間が進むにつれてオープンな展開に。後半アディショナルタイムのCKではGKパチェコも上がっての攻撃を仕掛けたがゴールラインを割ることができず試合終了。エスパニョールは2連勝を飾った一方、アラベスは4戦未勝利となった。

 次節、エスパニョールは同21日にアウェイでレバンテと、アラベスは4月19日にホームでバジャドリードと対戦する。

【スコア】
エスパニョール 2-1 アラベス

【得点者】
1-0 19分 ペドロサ(エスパニョール)
2-0 47分 オウンゴール(ラグアルディア/エスパニョール)
2-1 56分 カレリ(アラベス)

スターティングメンバー
エスパニョール(4-3-4)
ディエゴロペス;ロサレス(28分 ハビ・ロペス)、ナウド、エルモソ、ペドロサ;ビクトル、ロカ、ダルデル;メレンド(85分 オスカル・ドゥアルテ)、イグレシアス、ウー・レイ(64分 セルヒオ・ガルシア

アラベス(4-4-2)
パチェコ;ナヴァーロ、ラグアルディア、エリー、ドゥアルテ乾貴士(79分 トゥマシ)、ブラサナツ(79分 ワカソ)、マヌ・ガルシア、ホニー;カレリ、ボルハ(68分 ロラン

乾は先発出場を果たした [写真]=Getty Images