ローマは13日、セリエA第32節でウディネーゼをホームに迎え、1-0で辛勝した。

欧州カップ戦出場を争う前節サンプドリアとのアウェイ戦を制し、連敗を止めた6位ローマ(勝ち点51)は、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位ミランに1ポイント差と迫った中、ジェコとエル・シャーラウィがスタメンに戻った。

降格圏のエンポリと4ポイント差の15位ウディネーゼ(勝ち点32)に対し、 ジェコとシックが2トップを形成するフラットな[4-4-2]で臨んだローマは、開始3分にマンドラゴーラに際どいミドルシュートを浴びてしまう。

良い入りができなかったローマウディネーゼにポゼッションを許す展開を強いられた中、27分にようやくチャンス。左サイドからのエル・シャーラウィのクロスにファーサイドのザニオーロがボレーで合わせにかかった。

続く36分にボックス左からマルカノがGKを強襲するシュートを浴びせたローマだったが、低調な前半はゴールレスで終了した。

シックとファン・ジェズスに代えてペッレグリーニとフロレンツィを後半から投入したローマは、後半に入ってもギアが上がらず、57分にCKからデ・マイオのヘディングシュートが右ポストに直撃するピンチを迎えてしまう。

それでもその後、FKからクリスタンテのヘディングシュートでゴールに迫ったローマは、68分にエースがゴールをこじ開ける。エル・シャーラウィの華麗なワンタッチパスに反応したボックス右のジェコがゴールに流し込んだ。

ジェコの今季リーグ戦におけるホーム初ゴールで均衡を破ったローマは、守備に重心を置いて時間を消化していく。そのままウディネーゼに反撃を許さずに逃げ切ったローマが勝ち点3を積み上げ、このあとラツィオと試合を行うミランをかわして暫定4位に浮上した。

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