超大型GWでも休めない人たちの嘆き

2019年のゴールデンウィークはカレンダー通りだと10連休。手放しで喜びたくもあるが、超大型連休に合わせた仕事の進行で喜ぶに喜べない人や、すでにGW中も働くことが決まっている人もいるだろう。

前回は10連休も働くサービス業従事者の声を取り上げたが、今回は他業種からの嘆きを紹介する。

「介護用具の営業なので利用者に一刻でも早く届けなければいけない為GWの初日と中日に出勤します」(20代男性/営業職)
365日稼働の老人介護施設勤務だから。 人手不足で普段も連休さえ取れない。 たまには、まとまった休みが欲しい」(20代女性/介護業界)
「会社が、年間365日毎日巡回する現場仕事を複数請けているため、当該業務の遂行の為には祝日であろうと天変地異であろうと誰かが出社しなければいけない」(30代男性/技術職)

GWだろうと関係のない業界を相手に働く人は、やはりその影響でカレンダー通りの勤務にはならない。この技術職の30代男性はスタッフらとGW勤務について調整に調整を重ねた結果、10~12連勤することになった。休みは3日間あるというが、

「カレンダー通りに10連休休む人がいる中で、その3分の1以下の休みを取るためにここまで努力しなければいけないこの仕事って一体何なんだろう…と深い虚無感に襲われている」

と嘆く。

「改元対応で出勤」「そもそも ゴールデンウィークてなんですか?」

GW中に出社する人の中には「改元対応のため」(40代男性/技術職)という人もいる。天皇陛下即位のおめでたい日ではあるが、それによって発生する仕事もあるのだ。また今回の慶事に働くことについて、

「喜ぶ気持ちはあるが、他の人たちが休みを満喫する中で仕事をしていると、自分が下級国民のようなカーストに置かれているような気持ちになる。ほとんどこれは労働というよりは懲役刑に近い。罪人ですら特赦が有りうる程の改元という慶事にあっても、下級労働者は負うた荷を降ろすことが許されない」(30代男性/技術職)

と胸中をこぼす人もいる。せめて別の日に休むことはできないのだろうか。

ほかにも、

「社長の気分。なんとなく休みすぎな気がするからって言われた」(40代男性/技術職)
「空気を読め的な感じ」(40代女性/管理・事務職)

といった理不尽な理由で出社を強いられる人もいる。また10連勤で1日も休めない人からは「そもそもゴールデンウィークてなんですか?」(20代男性/技術職)という声が寄せられた。

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