新たなターゲットペップ監督との対立も報じられるシティMFギュンドアン

 イタリアの強豪インテルは、以前から噂のあったバルセロナクロアチア代表MFイバン・ラキティッチの獲得計画を保留にし、代わりにマンチェスター・シティドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンにターゲットを変更したようだ。イタリアサッカーメディア「フットボールイタリア」が報じた。

 来夏の移籍市場に向け、インテルは水面下でラキティッチの獲得を目指していたと言われる。しかし先日、バルセロナ指揮官であるエルネスト・バルベルデ監督は、クロアチアプレーメーカーの売却の可能性を否定した。また、イタリア紙「トゥット・スポルト」は、バルベルデ監督が自身の計画にラキティッチが不可欠であると考えていることを伝えた。

 これによって方向転換を余儀なくされたインテルは、スポーツダイレクターを務めるピエロ・アウシリオ氏とCEOのジュゼッペ・マロッタ氏の判断により、理想的なMFとしてシティのギュンドアンにターゲットを変更したようだ。今季、シティで公式戦42試合に出場し5ゴールを挙げているギュンドアンの移籍金は、4000万ユーロ(約51億円)前後だと報じられている。

 ギュンドアンは先日、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦のトットナム戦(0-1)の試合後に、ドイツメディアに向けてチームが勇敢さを欠いていたとコメントした。これをジョゼップ・グアルディオラ監督は真っ向から否定した。ギュンドアンとシティの契約も2020年までとなっていることから、今夏にもシティを出ていく可能性があるとされている。

 さらにインテルとしては今夏にクロアチア代表FWイバン・ペリシッチを、獲得に関心を示すプレミアリーグのクラブに売却する可能性が高く、そこで生まれた資金でギュンドアンを獲得するのではと伝えている。

 ローマイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニや、カリアリのイタリア代表MFニコロ・バレッラにも興味を寄せているというインテル。夏の移籍市場では、どんな買い物をするのだろうか。(Football ZONE web編集部)

バルサMFラキティッチ【写真:Getty Images】