平成という時代が終わる大きな節目に、“天皇皇后両陛下の、これまでの歩み”を独自映像と関係者から得た秘蔵エピソードで振り返る「FNN報道スペシャル 平成の“大晦日” 令和につなぐテレビ」が、4月30日(火)夜6時30分からフジテレビ系で放送される。

【写真を見る】皇后陛下・美智子さまが、これまで歩まれてきた道のりを、東宮女官長の目線からドラマ化!

本番組の総合司会はタモリが担当し、平成最後の夜から新時代・令和の幕開けまで約6時間半にわたって生放送。天皇皇后両陛下のこれまでの歩みに加え、美智子さまの知られざるお気持ちが記された貴重なノートを元に、世紀のご成婚と、美智子さまがこれまで歩まれてきた道のりを、永作博美主演で東宮女官長の目線からドラマ化する。

■ 皇后陛下・美智子さまの、知られざるお気持ち…

番組は今回、美智子さまの知られざるお気持ちがつづられた、貴重な資料を独自入手。

初めて民間から皇室に入られ、前例のない子育てやファッションが注目された美智子さま。“ミッチーブーム”に世の中が熱狂した一方で、伝統の壁や批判にさらされた。

その時、美智子さまは何を思われ、そしてどのように逆風に立ち向かってこられたのか。美智子さまは当時、苦しい胸の内をノートにつづられており、美智子さまとごく親しいある人物が、それを一字一句書き写していたノートが存在していた。

その内容は「“伝統と進歩”というむづかしい課題の前で、いつも私は引き止められ、立ちどまって考えてしまいます(原文ママ)」「憎しみに囲まれて何かをしようとしても、くずれくずれる砂山を足場にするように、何一つ実るものはございませんでしょう。これは、どんな“家”をとってみても、“職場”、“社会”をとってみても言えることではないかと思います」というもの。

■ 批判に対するお気持ちも

さらに、当時浴びせられた批判に対する「砂山をいたずらにふみつけ、その姿勢にばかり悲愴さをもち、その実、何の積極的進歩もない、そういうのが好きではないのです。でもそういう姿を見なければ、すべてが妥協だ、順応だと思いたい人達もおりますでしょう」など、ノートには美智子さまの本当のお気持ちがつづられている。

そして今回、美智子さまが書かれたイラストをそのまま書き写したページを初公開。そのイラストと、そこに記された文章から、皇太子妃として、妻として、母としてのご自身のお立場について思慮され、そのあり方を模索されていた切実な思いが明らかになる。

■ 皇后陛下・美智子さまの知られざるお気持ちが記された、貴重なノートを元に…

今回、番組では皇后陛下・美智子さまの知られざるお気持ちが記された貴重なノートを元に、「プリンセス美智子さま物語 知られざる愛と苦悩の軌跡(仮)」として、世紀のご成婚と美智子さまがこれまで歩まれてきた道のりを、東宮女官長の目線からドラマ化。ご在位中の天皇陛下・皇后陛下の物語をドラマ化するのは、これが初めてとなる。

主演を務めるのは永作で、演じるのは東宮女官長・浜村時子(仮名)。浜村は旧華族夫人で、皇太子妃に仕える女官のトップ・東宮女官長に任命され、美智子さまの身の回りのお世話からお妃教育を担当することになる。

突然のことに戸惑いながら、伝統を重んじる立場から、“新しい皇室”を模索される美智子さまに、皇室のしきたりを厳しく指導。

しかし、美智子さまに最も近くでお仕えするうちに、そのお人柄やご努力を目の当たりにし、次第に美智子さまへの思いを変えていく。

永作博美「私のいる世界とは、かけ離れた世界でした」

永作は「日本の歴史として興味深く読んでいました。とても心温まる作品で驚きました」と脚本を読んだ感想を明かす。

東宮女官長・教育係の浜村という女性については「フラットな方なのかなと。華族という誇りの中にも、どこか安定感、安心感を思わせる方だったのかなと思いました」とコメント。

さらに「役を作り切れませんでした。そのくらい、私のいる世界とはかけ離れた世界でした。言葉の違いにも、かなり戸惑いました。知らない世界で、常に張り詰めた緊張感。私の役どころについては、厳しくお勤めされていたようですが、やはりどこか人間くさい、人の情けのようなものを知っている方なのかなと。少しでも感情を出せるところは出したいと思っていました」と、演じた感想について語った。

■ 両陛下の素顔、そして皇太子さまと雅子さまが築かれる新たな時代

番組では、両陛下に仕える侍従や女官たちしか知り得ない天皇皇后両陛下の本当の素顔が、側近たちが撮影した貴重な秘蔵写真で明らかに。

また、5月1日(水)に即位される皇太子さま、皇后になられる雅子さまはどのような皇室を作られていくのか。新たな時代を築かれていくお2人の知られざる姿について、関係者の証言などを独自取材。

その他、改元のその瞬間にカウントダウンで盛り上がる話題の場所、全国各地の今を生中継で結び、喜びの表情を伝えていく。(ザテレビジョン

天皇皇后両陛下のこれまでの歩みを、独自映像と関係者から得た秘蔵エピソードで振り返る