新年度が始まりました。緊張感、あると思います。今回は女性の悩み、生理痛のお薬についてご紹介します。

「頭痛・生理痛に」といいますが、頭痛・生理痛に効くお薬は、解熱鎮痛剤といいまして、つまり痛み止めなんですよね。生理痛に悩まされている女性にとっては、「生理痛の薬」がほしいところ。そこでココカラファイン薬剤師さんに教えてもらいました。痛み止めのなかでも、生理痛におすすめのお薬。

ココカラファイン荻窪南店の三谷香織さん。薬剤師歴10年。「ときどきダイエットに挑戦しています」

「頭痛・生理痛に」といいますが、頭痛・生理痛に効くお薬は、解熱鎮痛剤といいまして、つまり痛み止めなんですよね。生理痛に悩まされている女性にとっては、「生理痛の薬」がほしいところ。そこでココカラファイン薬剤師さんに教えてもらいました。痛み止めのなかでも、生理痛におすすめのお薬。

つらい生理痛にイブプロフェン

(1)イブプロフェンが子宮に届きやすい

痛み止めのなかでも、子宮に届きやすい成分の一つにイブプロフェンがあります。生理痛をやわらげるための薬選びとしては、イブプロフェンの配合量、飲む回数、効き目の速さなどで使い分けていくことになります。

(2)痛い時だけ飲めばいい

痛み止めは「今あるつらい痛みを取る」ためのものです。1回飲んで痛みが取れれば、それ以上飲む必要はありません。「1回*錠、朝昼晩」などと規則的に飲む必要はありません。また、毎回生理痛になるからといって、前もって痛み止めを飲んでも効果はありません。予防薬ではないからです。あくまで痛みを取る対症薬です。ただ、痛みを我慢したあとつらくなってから飲むよりも、痛みが軽いうちに早めに飲んだ方が早くしっかり効きます。

(3)飲みつづけないこと

頭痛・生理痛薬の有効成分は痛みを緩和する効果が強いだけに、適切な服用をしないと副作用が出るおそれもあります。配合成分によっては15歳未満の子どもは服用できないものもありますし、添付文書には、×回飲んでも、あるいは×日飲んでも症状が改善されなければ医師の診断を受けるように注意書きがあります。慢性的な生理痛に悩まされていて痛み止めを手放せない、という女性がいますが、そのような場合は一度病院を受診されることをおすすめします。

右上「リングルアイビーα200」/右下「イブクイック頭痛薬DX」/左上「エルペインコーワ」/左中「バファリンルナi」/左下「ロキソニンSプレミアム

痛み止めは生理痛の症状に合わせて選べる。薬剤師がすすめる生理痛のお薬5つ

  • イブプロフェン配合が最大量「リングルアイビーα200」(佐藤製薬)

まずイブプロフェンの配合量が1回で飲める最大量200mg。それが1日最大3回まで服用可で、1日最大量600mgというお薬です。薬効成分がイブプロフェンだけというシンプルさ、形状がカプセルで中が液体なので、効き目が早いのも特徴です。ですから、本当につらいときにはおすすめ。

  • 1日2回でしっかり効く「イブクイック頭痛薬DX」(エスエス製薬)

こちらは服用回数が1日2回まで。だから全体量は200mg×2回で最大量は400mg。上の「リングルアイビーα200」より量が少ないから効き目が弱いか。というとそうではありません。薬には効果が最大になるヤマがありますが、1日3回服用の薬はヤマが3回、2回服用の薬はヤマが2回。1日の服用回数が限られる方は、こちらを選択してもいいと思います。胃の粘膜を保護する成分も入っています。

生理痛専門薬を謳った痛み止めです。主成分はイブプロフェン(150mg/1回)で、“生理痛専門”のわけは、子宮の収縮を抑える成分が入っていることです。お腹がキューッとする痛み、あるいはキリキリする痛み、それを抑える成分です。ギュッと下腹部を絞られるような痛みや、軟便を伴う生理痛に特に効果的です。

薬剤師が勤務している時でなければ買えないロキソニン。痛み止め効果が高いロキソプロフェンナトリウムが主成分です。また「Sプレミアム」にはロキソプロフェンのほかにもう1つ、鎮痛効果を補助する成分が入っています。

痛み止めの場合、副作用として胃の粘膜が荒れることがあります。ですから病院でロキソニンを処方されるときは胃薬もいっしょに処方されることが多いですね。この「ロキソニンSプレミアム」には、胃の粘膜を保護する成分も配合されているのが特徴です。

主成分はイブプロフェン(130mg/1回)のほかにアセトアミノフェンという成分も入って、鎮痛効果を高めています。アセトアミノフェンは解熱剤としてよく知られています。この薬にも胃の粘膜を保護する成分が配合されています。

痛み止めを買いに来られるお客さまからの質問で多いのは、「眠気の出ない痛み止めはどれですか」というもの。日中、お仕事に影響が出るといけませんからね。

たとえば「ロキソニンSプレミアム」の場合、ロキソプロフェン自体は眠気をもよおす成分ではありませんが、その他の成分に眠気をもよおす成分が入っています。アリルイソプロピルアセチル尿素といって、これも鎮痛効果を補助する成分です。痛み止めの効き目はアップしますが、眠気が気になる方はこの成分が入っていないお薬を選びましょう。

ココカラファイン荻窪南店)
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